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「と」から始まる言葉
取り計らう
読み:とりはからう
物事が円滑に進むように、状況に応じて適切に処理したり、手配したりすることを意味します。単に作業を行うだけでなく、相手の意向を汲み取ったり、周囲との調整を図ったりといった配慮が含まれるのが特徴です。ビジネスシーンでは、上司や関係者に対して、事後の処理や調整を任せる際や、自ら率先して手配を行う際に用いられる、丁寧で前向きな表現です。
鳥肌が立つ
読み:とりはだがたつ
恐怖、寒さ、あるいは感動や興奮といった強い感情によって、皮膚の毛穴が収縮し、毛が逆立つ生理現象を指す言葉です。比喩的に、背筋が凍るような恐ろしい体験や、あまりの素晴らしさに圧倒された際の状態を表現する際にも広く用いられます。身体的な反応と心理的な高揚感の両面を包含する表現です。
取引先
読み:とりひきさき
商業上の契約や売買などの取引関係にある相手方の会社や個人のこと。一般的には、自社に対して商品やサービスを販売してくれたり、購入してくれたりする企業や組織を指すことが多く、ビジネスシーンにおいて日常的に頻繁に使用される重要な基本用語である。
取りまとめる
読み:とりまとめる
バラバラになっているものや、複数の意見・資料などを一つに整理し、全体として整った形にすること。また、交渉や議論などを最終的に合意や結論へ導くことを指す。組織やグループにおいて、中心となって物事を進め、方向性を決定する際によく用いられる表現である。
取り乱す
読み:とりみだす
感情のコントロールを失い、言動が落ち着きをなくしたり、冷静さを欠いて混乱したりする状態を指します。ショックな出来事や強い怒り、悲しみなどが原因で、普段の理性を保てなくなる様子を表す際に用いられる表現です。精神的な動揺が外見や振る舞いに現れている状況を強調します。
取りやめる
読み:とりやめる
予定していた計画やイベント、手続きなどを途中でやめにすることを意味する言葉です。主に公式な場面やビジネスシーンで広く使われ、客観的な判断や状況の変化に伴って実施を見送るニュアンスを含みます。
度量
読み:どりょう
他人の言動や過ちを広く受け入れることができる、心の広さや器の大きさを指す言葉です。単に寛容であるだけでなく、物事を深く理解し、感情的に動じない精神的な余裕や包容力を評価する際に用いられます。人間としての深みや、リーダーシップを発揮する上で欠かせない資質として称賛されることが多い表現です。
度量が大きい
読み:どりょうがおおきい
他人の言動や過ちを広く受け入れ、小さなことにこだわらない寛容な性格や精神状態を指す言葉です。相手の欠点や失敗を許容する心の広さや、物事を大局的に捉える落ち着いた判断力を持ち合わせている様子を肯定的に評価する際に用いられます。人間としての器の大きさを称える表現です。
度量が小さい
読み:どりょうがちいさい
他人の言動や過ちに対して受け入れる余裕がなく、感情的に狭い考え方をしてしまう様子を指す言葉です。相手を許容する心の広さが欠けている状態や、些細なことにこだわって執着する性格を批判的に表現する際に用いられます。人間関係において、相手を尊重する姿勢が不足しているというネガティブなニュアンスが含まれます。
度量が広い
読み:どりょうがひろい
他人の言動や過ちを許容できる、心の広さや包容力がある様子を指します。相手の欠点や異なる価値観に対しても感情的にならず、落ち着いて受け入れることができる、人格的に優れた人物を評価する際に用いられる表現です。リーダーシップや円滑な人間関係を築くために必要な資質として高く評価されます。
取り分け
読み:とりわけ
「とりわけ」は、数あるものの中でも特に際立っている様子や、強調して述べたい事柄を指す言葉です。文脈によって「特に」「とりわけ」「とりわけ」と使い分けられ、比較対象の中で突出していることを示す際に用いられます。文章や会話において、特定の事柄を強調したり、重要度が高いことを示唆したりする際に非常に便利な副詞です。
トレードオフ
読み:とれーどおふ
一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという、二律背反の関係性を指す言葉です。経済学や経営学の文脈でよく用いられ、利益とコスト、品質と納期など、相反する要素の間でバランスを取る必要がある状況を表現します。すべてを同時に満たすことが困難な場合に、何を優先し何を諦めるかという意思決定の重要性を示唆する概念です。
徒労に終わる
読み:とろうにおわる
せっかくの努力や苦労が、何の成果も結ばずに無駄になってしまうことを意味する表現です。期待していた結果が得られず、かけた時間や労力が報われない虚しさや、無益な結末を迎えたことへの落胆を含んだニュアンスで用いられます。
泥臭い努力
読み:どろくさいどりょく
かっこよさや効率を求めず、地道で泥まみれになりながら根気強く続けるひたむきな努力のことです。見栄えが悪くても地道に数をこなす姿勢や、足を使った地道な活動を指すことが多く、ビジネスやスポーツなどの幅広い場面で称賛や自虐を込めて使われます。
泥縄式
読み:どろなわしき
事態が起きてから、あるいは急を要する土壇場になってから、慌ててその場しのぎの対策や準備を講じること。計画性がなく場当たり的であるさまを指し、多くの場合、非効率で根本的な解決になっていない様子に対して批判的に用いられます。
泥縄式に対応する
読み:どろなわしきにたいおうする
問題が起きてから慌てて準備や対策を講じること。あらかじめ十分な備えをせず、その場しのぎで対処するさまを意味する表現です。
泥縄式に対処する
読み:どろなわしきにたいしょする
問題が起きてから慌てて準備や対策を始める様子を表す言葉です。事前の備えを怠り、その場しのぎの対応に終始するさまを批判的に指すことが多く、計画性のない行動や場当たり的な処置に対して使われます。
泥沼化する
読み:どろぬまかする
物事の状況が好転せず、悪循環に陥って抜け出せなくなること。対立や紛争、あるいは経営状態などが解決の糸口を見失い、長期間にわたって停滞・悪化し続ける様子を指す。比喩的な表現であり、解決が困難で収拾がつかない状態を強調する際に用いられる。
泥舟
読み:どろぶね
水に浸かればすぐに溶けて沈んでしまう泥で作った舟のこと。転じて、組織や計画などが非常に不安定で、崩壊や失敗の危機に瀕しており、頼りにならない状態を指す比喩表現。組織の存続が危ぶまれる状況や、先行きが不透明なプロジェクトに対して用いられることが多い。
泥をかぶる
読み:どろをかぶる
他人の罪や責任を一身に引き受けたり、不利益や面倒な役割を自分だけで背負い込んだりすることを意味する慣用句です。本来は他人が受けるべき非難や罰を自分が代わりに受ける状況で使われます。
泥を塗る
読み:どろをぬる
「泥を塗る」とは、名誉を傷つけたり、不名誉なことをして周囲に恥をかかせたりすることを意味する慣用句です。主に、組織や個人のこれまでの実績や信用を台無しにするような失敗や不祥事を起こした際に用いられます。
ど忘れ
読み:どわすれ
覚えているはずの事柄や名前などが、ふとした瞬間に思い出せなくなる状態を指す言葉です。一時的な記憶の引き出しの不具合であり、認知症などの病的な忘却とは異なり、後から思い出せることも多い日常的な現象です。会話やビジネスの場面で、自分の不注意による失念を軽く詫びる際によく使われます。
得をする
読み:とをする
金銭的、時間的、あるいは精神的な利益や恩恵を受けることを意味する表現です。単に金銭的なもうけが出る場合だけでなく、手間が省けたり好都合な状況になったりする幅広い「プラスの状況」全般を指して日常的に用いられます。
鈍感
読み:どんかん
刺激や変化、他人の感情や状況に対して、感じ取る能力が低いことや、反応が遅いことを指す言葉です。悪意がない場合にも使われますが、空気が読めないというネガティブな文脈で用いられることも多く、相手の気持ちに気づかない様子を表現する際によく使われます。
頓挫する
読み:とんざする
物事の進行が途中で行き詰まり、挫折してしまうことを指す言葉です。計画や事業が順調に進んでいた中で、予期せぬトラブルや障害によって中断を余儀なくされる状況で使われます。単なる一時的な停止よりも、計画そのものが立ち行かなくなるような、より深刻なニュアンスを含んでいます。
鈍重
読み:どんじゅう
動作や反応がにぶく、重苦しい様子を指す言葉です。物理的な動きが遅いことだけでなく、頭の回転や判断が遅いといった精神的・能力的な側面に対しても用いられます。どちらかといえば否定的で、洗練されていない、あるいは効率が悪いというニュアンスを含んで使われることが多い表現です。
とんちんかん
読み:とんちんかん
物事の筋道が通っておらず、ちぐはぐで的外れな様子を指す言葉です。鍛冶屋が槌を打つ際に、交互に打つ音が「とん」「ちん」「かん」と調和を欠くことから転じたとされています。言動が状況と噛み合っていない場合や、的外れな回答をした際など、相手の認識や行動のズレを指摘する際に用いられますが、相手を揶揄するニュアンスが強いため使用には注意が必要です。
とんでもない
読み:とんでもない
とんでもないとは、予期せぬほど大がかりであるさまや、常識からはずれていて言語道断である様子を表す言葉です。また、相手からの誉め言葉や謝罪に対して、恐縮して否定する謙遜の表現としても幅広く使われます。
どんでん返し
読み:どんでんがえし
物語や事態の展開において、それまでの状況が劇的に覆り、全く別の結末や方向性へと変化することを指す言葉です。歌舞伎の舞台装置である「廻り舞台」で場面を転換する手法に由来しており、予測を裏切るような急展開や、形勢が逆転する状況を表現する際によく用いられます。
トントン
読み:とんとん
物事が順調に、あるいは滞りなく進む様子を表す擬態語です。また、二つの物事の程度や価値がほぼ同じであることや、軽い打撃音、あるいは肩などを軽く叩く動作を指す際にも用いられます。文脈によって、進捗の良さや均衡状態、物理的な接触など、幅広い意味で使われる便利な表現です。