ざっと見渡す
読み:ざっとみわたす
「ざっと見渡す」とは
細部にこだわらず、全体の様子を大まかに見渡すこと。広い範囲や数多くの対象を短時間で全体的に把握したいときに用いられる表現で、資料の流し読みや風景の俯瞰など、細かい部分を飛ばして大づかみに視線を巡らせる動作を指します。
使い分けのポイント
「ざっと見渡す」は、細部をあえて無視して全体を素早く把握するニュアンスを持ちます。ビジネスシーンやフォーマルな場では、より洗練された響きを持つ「俯瞰する」や「概観する」を選ぶと知的な印象を与えられます。また、対象が文書やデータである場合は「ざっと目を通す」や「流し読みする」、景色や物理的な空間である場合は「見渡す」や「一望する」のように、対象の性質に応じて最適な言葉を使い分けることが重要です。
「ざっと見渡す」の言い換え・類語・関連語
視線を広く遠くまで巡らせる基本的な表現。
高いところから見下ろすように、全体を客観的に捉える表現。
周囲の様子を確認するためにあたりをぐるりと見る表現。
広い視野の中にある景色などを一度に見渡す表現。
文書や資料などの全体に軽く目を通し、内容を大まかに把握する表現。
細部を読まずに、文章の要点だけを追って速く読む表現。
全体を大まかに捉えて眺める、やや硬い文章表現。
一度読んで大体の内容を把握する表現。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
プロジェクト全体のスケジュールを俯瞰することで、潜在的なリスクを早期に発見できる。
本資料では、今年度の市場動向を簡潔に概観し、今後の戦略について議論します。
会議の前に、配布された議事録の要点にざっと目を通しておいてください。
新規の業務マニュアルをあらかじめ一読し、不明点があれば質問してください。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
現在の業務プロセスを一度俯瞰して、効率化の余地がないか検討いたします。
はじめに、今回の調査結果について全体を概観させていただきます。
お送りいただいた企画書にざっと目を通しましたが、非常に素晴らしい内容ですね。
お手元の資料をご一読いただき、ご不明な点がないかご確認をお願いします。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
待ち合わせの場所に着いて、あたりを見回したけれど彼の姿は見えなかった。
時間がなかったので、ネットの記事はタイトルと見出しだけ流し読みした。
山頂からふもとの景色を見渡すと、まるで絵葉書のような美しい光景だった。
タワーの展望台からは、東京の街並みを一望することができた。
例文
- 会議の始まる前に、配付された資料にざっと目を通しておいてください。
- 山頂の展望台に立つと、目の前に広がる美しい街並みを一望することができた。
- プロジェクト全体のスケジュールを俯瞰して、納期遅れのリスクがないか確認する。
- 新しく届いた業界紙の特集記事を、まずは流し読みして情報のキャッチアップをした。
反対語・対義語
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