トカゲの尻尾切り
読み:とかげのしっぽきり
「トカゲの尻尾切り」とは
不祥事や失敗が発覚した際、組織の上層部や責任者が自身の責任を免れ、保身を図るために、下位の部下や末端の組織をスケープゴートにして切り捨てること。物事の本体を守るために、一部を犠牲にする行動を指す。
使い分けのポイント
「トカゲの尻尾切り」は、組織の不祥事などで上層部が自身の保身のために下位の者を犠牲にする行為を批判的に表す慣用句です。ビジネスシーンや公式な文書では、比喩表現であるため「責任転嫁」「組織的な保身」「切り捨て」などの、より直接的で客観的な言葉に言い換えると適切です。また、相手との関係性や文脈に合わせて「スケープゴート」や「身代わり」などを適切に選び分けることが重要です。
「トカゲの尻尾切り」の言い換え・類語・関連語
自分の責任を他人に押し付ける行為を指し、より広く使われる表現。
罪や責任などを代わりに引き受けさせること。
不満や責任の矛先として、身代わりに理不尽な攻撃の対象にされること。
何かを守るために大切なものを差し出すこと。
不要になったものや負担になるものを容赦なく排除すること。
組織の保身のために特定の個人を痛めつけるような強いニュアンス。
対象語句そのものの表記揺れや同義表現。
負うべき責任からうまく逃げ出すこと。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
トラブルが起きた際に部下に責任転嫁するような態度は、経営陣への信頼を大きく損ないます。
今回の不祥事に対する現場の切り捨てとも取れる対応は、社内外から厳しい批判を受けています。
隠蔽工作の発覚を恐れるあまり、若手社員を身代わりに仕立て上げることは絶対に許されません。
あのような不誠実な組織防衛の姿勢を見せれば、顧客からの信用を取り戻すのは困難でしょう。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
問題の根本的な解決を図らずに他者へ責任転嫁することは、組織として誠実さを欠く対応かと存じます。
このような事態において関係者を一方的に切り捨てるような処置は、再発防止策として不適切です。
組織の不始末の身代わりに特定の部署だけを処分するのは、納得が得られないのではないでしょうか。
組織全体として保身に走るのではなく、真摯に事実に向き合う姿勢が求められています。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あの先輩は何かあるとすぐ責任逃れをするから、本当に信用できないよ。
上司のミスなのに、なんで自分が身代わりに怒られなきゃいけないんだよ。
用が済んだらすぐ切り捨てるとか、あの会社は冷酷すぎるだろ。
どうせ上がやったことの尻拭いを、下の人間に押し付けるんでしょ。
例文
- 不祥事の隠蔽のために部下を犠牲にするようなやり方は、社会的な批判を免れません。
- 今回のトラブル対応を見る限り、会社は現場の切り捨てを企図しているように思える。
- 経営陣が保身に走って責任逃れを続ける姿勢に、社員たちの不満は限界に達している。
- 問題が大きくなる前に、若手社員をスケープゴートにして幕引きを図ろうとしている。
反対語・対義語
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