一蹴する
読み:いっしゅうする
「一蹴する」とは
相手の意見や提案、要求などを全く取り合わず、きっぱりと退けたり拒絶したりすることを意味する表現です。相手に期待を持たせない強い拒絶のニュアンスを含み、議論の余地を与えずに突っぱねるさまを表します。
使い分けのポイント
「一蹴する」は、相手の意見や提案の価値を低く見て、一瞬で拒絶する強い響きを持つ言葉です。ビジネスシーンでは攻撃的すぎる印象を与えることがあるため、「見送る」「お断りする」「却下する」といった、より客観的で丁寧な言い換えを選ぶのが無難です。一方、カジュアルな場面では「突っぱねる」や「相手にしない」などを使うと、日常会話に馴染む自然な表現になります。文脈に合わせて相手への配慮やニュアンスの強さを調整することが重要です。
「一蹴する」の言い換え・類語・関連語
相手の要求や意見をそのまま押し返す一般的な表現
相手の申し出や要求を荒っぽく、あるいは冷淡に拒絶するさま
相手の要求や提案を正面からハッキリと断る客観的な表現
相談や面会の申し出を中に入ることも許さずに追い払うこと
提出された議案や要求などを公式に認めないこと
問題や意見を検討する価値もないものとして問題外にすること
相手の頼みや意見を勢いよく、かつ冷たく断るさま
相手の言うことを真面目に受け止めず無視すること
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
現場から上がってきた非現実的な企画案を上層部が却下した。
競合他社からの不当な条件提示を毅然とした態度で退けた。
今回の新規事業への投資提案については、時期尚早として見送る方針だ。
今回のコンペティションにおいて、当該のアイデアは不採用となった。
根拠のないデマ情報に対して、広報部は一切取り合わない姿勢を貫いている。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
先方からの不躾な条件提示につきましては、丁重にお断りいたしました。
大変恐縮ではございますが、今回の企画のご提案は見送らせていただきます。
そのような根拠の曖昧な噂話には、弊社としても取り合っておりません。
折角のご指名ではございましたが、諸般の事情により拝辞いたしました。
先方からの無理なご要望については、理由をご説明した上で退けました。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
友達からの無理な借金の頼みをきっぱりと突っぱねた。
あんな適当なうわさは全然相手にしなくていいよ。
いきなり家に来た怪しい訪問販売の営業マンを門前払いした。
弟からのゲームの貸し出し要求をあっさりハネ返した。
変な絡まれ方をしたので、面倒くさいから完全に無視した。
例文
- 会議で出された非現実的な意見を、リーダーは鋭く退けた。
- 相手からの理不尽な要求は、毅然とした態度で突っぱねることが大切だ。
- 面倒な相手からの誘いは、深入りせずに完全に相手にしないのが一番だ。
- 先方から提示された到底受け入れられない条件を、私たちはきっぱりと拒絶した。
反対語・対義語
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