主導権を握る
読み:しゅどうけんをにぎる
「主導権を握る」とは
ある物事や状況において、中心となって物事を進める権利や決定権を持つこと。交渉や競争、プロジェクトの進行などにおいて、自分が有利な立場に立ち、全体の流れをコントロールする状態を指します。相手に左右されず、自らの意思や戦略に基づいて物事を動かしていくという、能動的で力強いニュアンスを含んだ表現です。
使い分けのポイント
「主導権を握る」は、交渉や競争で優位に立つという能動的な姿勢を示す際に非常に便利です。ビジネスシーンでは「主導する」「イニシアチブをとる」といった表現が好まれますが、これらは単に権限を持つだけでなく、責任を持って全体を動かすというニュアンスが含まれます。一方、「仕切る」は日常会話やカジュアルな場面で使われますが、ビジネスで使うと少し軽い印象を与えるため注意が必要です。また、反対語である「後手に回る」は、相手の動きに対応するだけで精一杯な状況を指すため、状況を客観的に説明する際にセットで覚えると表現の幅が広がります。
「主導権を握る」の言い換え・類語・関連語
中心となって物事を進めること。
先手を打って物事を進める権利を持つこと。
相手よりも有利な状況を確保すること。
全体の動きを統率し指示を出すこと。
先頭に立って導くこと。
物事の進み具合を自分の思い通りにすること。
組織や計画の方向性を決定し進めること。
支配的な立場を確実なものにすること。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回のプロジェクトは、わが社が主導して進めることになりました。
交渉の場では、早い段階でイニシアチブをとる必要がある。
競合他社に先んじて新技術を導入し、市場で優位に立つ。
不況下において、経営陣が的確な舵取りをする。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
部長が自ら指揮を執り、チームを成功へ導きました。
業界の発展を先導する役割を担っております。
慎重な準備により、会議の主導権を確保する所存です。
今回の提携において、弊社が主導的な役割を果たします。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
試合の序盤から自分のペースを握って勝利した。
今日の飲み会は、彼が全部仕切ってくれた。
後半から一気に攻めて、相手から主導権を奪う。
ゲームの展開を完全に思い通りにする。
例文
- 今回の交渉では、序盤からイニシアチブをとることで有利な条件を引き出した。
- 新製品の開発において、わが社が主導する形で他社との連携を進める。
- 試合の後半、相手のミスを突いてペースを握り、逆転に成功した。
- 激動の時代において、企業が適切な舵取りをすることは極めて重要だ。
反対語・対義語
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