事の顛末
読み:ことのてんまつ
「事の顛末」とは
ある出来事が始まりから終わりまで、どのような経過をたどったかという一連の成り行きや詳細な状況を指す言葉です。単なる結果だけでなく、そこに至るまでの経緯や背景を含めた全体像を説明する際に用いられます。報告書や公的な場での説明など、客観的な事実関係を整理して伝える文脈で好まれる表現です。
使い分けのポイント
「事の顛末」は、単なる結果報告よりも「どうしてそうなったのか」という過程に重きを置く言葉です。ビジネスシーンでは「経緯」や「詳細」が最も汎用性が高く、客観的な報告に適しています。「いきさつ」はやや口語的で、人間関係や個人的な事情を含むニュアンスが強いため、公式な文書では避けるのが無難です。また、「顛末」という言葉自体に「始末」や「結末」といったニュアンスが含まれるため、単に「状況」と言うよりも、一連の流れを完結させるという響きが強まります。文脈に応じて、客観的な事実なら「経緯」、全体像なら「全容」、内側の事情なら「内情」と使い分けることで、より正確な伝達が可能になります。
「事の顛末」の言い換え・類語・関連語
物事が現在に至るまでの過程や事情。
物事が変化していく過程や最終的な結果。
物事の全体的な姿や内容。
細かい点まで含めた詳しい内容。
物事が進んできた過程や事情。
表面からは見えにくい内部の事情。
不祥事などの経過を記した書類。
物事を進めるための手順や過程。
物事の背後にある事情や理由。
物事の実際のありさま。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回のトラブルに至った経緯を報告書にまとめました。
調査の結果、不正の全容がようやく明らかになりました。
先方の意向について詳細を伺っております。
プロジェクトが遅延している内情を共有します。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
これまでの経緯をご説明させていただきます。
詳細につきましては、追ってメールにてご連絡いたします。
そのような事情に至った経緯をご理解いただけますと幸いです。
現場の状況を詳しくお聞かせいただけますでしょうか。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
昨日、彼と喧嘩した時のいきさつを話すよ。
このままの成り行きだと、計画は失敗しそうだね。
その話の詳しい中身を教えてくれない?
今の流れを整理すると、こういうことだよね。
例文
- 今回のプロジェクトが頓挫した経緯について、関係者からヒアリングを行う。
- 事件の全容を解明するため、警察は慎重に捜査を進めている。
- 彼が会社を辞めることになったいきさつを、友人から聞いた。
- 会議では、この問題の背景にある複雑な事情が議論された。
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