多忙につき
読み:たぼうにつき
「多忙につき」とは
非常に忙しい状況であることを理由として伝える際に用いられる表現です。ビジネスシーンにおいて、相手からの依頼や誘いに対して、自分の時間が確保できないことを丁寧に断る際や、返信が遅れることの言い訳として多用されます。相手に失礼のないよう、状況を端的に伝えるための定型句として機能します。
使い分けのポイント
「多忙につき」は非常に便利な表現ですが、多用すると「言い訳がましい」「冷たい」という印象を与える可能性があります。特に相手からの依頼を断る際は、単に忙しいと伝えるだけでなく、「せっかくのお申し出ですが」「あいにくですが」といったクッション言葉を添えるのがマナーです。また、ビジネスメールでは「多忙」という言葉自体が自分を主語にするため、相手に対して使うと失礼になる場合があります。相手の状況を指す場合は「ご多忙の折」と使い分けるなど、主語と相手への配慮を意識することが重要です。
「多忙につき」の言い換え・類語・関連語
相手の忙しさを気遣う際に使う
業務が立て込んでいる状態を客観的に示す
複数の案件が重なっている様子
急な用事や忙しさで手が離せない
時間や精神的な余裕の欠如を伝える
忙しくて対応が追いつかない状況
理由は明確にせず、忙しさを含めた状況をぼかす
仕事とプライベートの両方が忙しいことを強調する
極めて忙しい状況を強調する硬い表現
非常に忙しいことを比喩的に伝える
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
繁忙につき、ご回答まで少々お時間を頂戴いたします。
あいにく現在、案件が立て込んでおりまして、すぐの対応が困難です。
現在、別件で手が回らず、誠に恐縮ですが辞退させていただきます。
諸般の事情により、本件への参加を見送らせていただきます。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
あいにく業務が立て込んでおりますので、また改めてご連絡いたします。
あいにく現在は余裕がございませんので、お引き受けいたしかねます。
現在、他の業務で手が回らない状況でございます。
あいにく取り込んでおりますので、またの機会にお願いいたします。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
今ちょっとバタバタしていて、また後で連絡するね。
最近ずっと忙しくて、なかなか返信できなくてごめん。
今週は余裕がなくて、遊びに行くのはまた今度にしてほしい。
ごめん、今ちょっと手が離せなくて、あとで電話する。
例文
- ご多忙の折、誠に勝手ながら本日の打ち合わせは延期とさせてください。
- 繁忙につき返信が遅れましたことを、深くお詫び申し上げます。
- 立て込んでおり、今回はご招待を辞退させていただきます。
- 取り込んでおり、詳細な資料作成は来週以降となります。
反対語・対義語
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