大なたを振るう
読み:おおなたをふるう
「大なたを振るう」とは
組織の構造改革や人事異動などで、抜本的かつ思い切った処置を行うことを指す慣用句です。古くからある大きな鉈(なた)を振るう動作から転じ、これまでの慣習や組織のあり方を根本から変えるような、痛みを伴う決断や大規模な整理を断行する際に用いられます。非常に強い影響力を持つ決定を下すというニュアンスが含まれます。
使い分けのポイント
「大なたを振るう」は、単なる変更ではなく、痛みを伴うような大規模で抜本的な変化を強行する際に使われます。そのため、日常的な小さな改善や、穏やかな変更に対して使うと大げさな印象を与えてしまいます。ビジネスシーンでは、特に経営層が強いリーダーシップを発揮して組織の構造を変える際に好まれますが、相手や状況によっては「強引」「冷酷」といったネガティブなニュアンスで受け取られる可能性もあるため、文脈には注意が必要です。より中立的あるいはポジティブな文脈にしたい場合は、「抜本的な改革」や「刷新」といった言葉に置き換えるのが賢明です。
「大なたを振るう」の言い換え・類語・関連語
根本から見直して改善すること。
反対や障害を押し切って行うこと。
問題点に切り込み、改善を促すこと。
組織や制度を大きく作り変えること。
全く新しいものに入れ替えること。
不要なものを一掃する比喩。
強引で激しい治療や解決策。
元の語句の表記揺れ。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
不採算部門に対して抜本的な見直しを行う必要がある。
経営陣は組織の再編を断行する意向を固めた。
今回の構造改革により、大幅なコスト削減を目指す。
業績悪化に伴い、大幅な人員整理が避けられない状況だ。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
計画に大胆な変更を加えることといたしました。
業務フローの抜本的な改善を図ってまいります。
体制の刷新を図り、信頼回復に努めます。
事態を重く見て、思い切った措置を講じました。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
古いやり方を一掃して、新しいチームを作ろう。
この部署の雰囲気をガラッと変えるつもりだ。
部屋のレイアウトを大改造することにした。
今回は思い切った決断をして、全部やり直すことにした。
例文
- 新社長は就任早々、不採算部門の廃止という大なたを振るった。
- 赤字続きのプロジェクトに対し、経営陣が断行する決断を下した。
- 組織の硬直化を防ぐため、人事制度にメスを入れる必要がある。
- 長年続いた慣習に大改革ことは、社内で大きな反発を招いた。
反対語・対義語
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