敷居が高い
読み:しきいがたかい
「敷居が高い」とは
本来は「相手に不義理や迷惑をかけたため、その人の家に行きにくい」という意味ですが、現代では「高級すぎたり格式が高かったりして、入りにくい・近づきにくい」という意味で広く使われています。誤用とされることもありますが、現在では後者の意味が定着しており、心理的な距離感や緊張感を伴う場面で用いられる表現です。
使い分けのポイント
「敷居が高い」は、本来「不義理をしてしまい、相手の家に行きにくい」という意味ですが、文化庁の調査でも本来の意味と異なる「高級で入りにくい」という解釈が過半数を超えています。ビジネスシーンで使う場合は、誤用を気にする相手もいるため、「格式が高い」「ハードルが高い」「心理的負担がある」といった言葉に言い換えるのが無難です。また、本来の意味で使いたい場合は「顔を合わせにくい」などと言い換えると誤解を避けられます。
「敷居が高い」の言い換え・類語・関連語
物理的、心理的に中に入ることが困難だと感じること。
相手の威厳や雰囲気により、近づくことに気後れすること。
伝統や権威があり、相応の振る舞いが求められること。
相手や場所の雰囲気に圧倒され、自信を失うこと。
達成や参加の条件が厳しく、難易度が高いと感じること。
その場所の雰囲気に自分がそぐわないと感じること。
相手の勢いや場の空気に押されて、ひるんでしまうこと。
敷居が高いの原義を強調した表現。
相手の性格が厳しく、接しにくいことを指す。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
格式が高い料亭での接待は、事前の準備が重要です。
この業界は参入障壁が高く、新規参入には苦労が伴います。
今回のプロジェクトは、予算面でハードルが高いと言わざるを得ません。
初対面の重役との面談は、心理的負担が大きいものです。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
あちらの邸宅は、少々伺いにくい雰囲気があります。
立派な会場で、少し気後れしてしまいます。
私のような者には、少々敷居が高く感じられます。
格式ある場所ですので、少し緊張してしまいます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
この店、外観が豪華すぎてちょっと入りにくいよね。
あの先輩、いつも怒っているみたいで近寄りがたい。
こんな高級な服を着ていくなんて、完全に場違いだよ。
おしゃれなカフェに行くと、どうしても気後れしてしまう。
例文
- 高級すぎて、私には少し入りにくい店だ。
- あそこは格式が高く、一見さんお断りの雰囲気がある。
- 彼のような偉大な芸術家に会うのは、少し気後れする。
- このプロジェクトに参加するには、かなり高いハードルを越える必要がある。
反対語・対義語
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