梃子でも動かない
読み:てこでもうごかない
「梃子でも動かない」とは
どんなに強い力や説得を加えても、決して考えや態度を変えようとしない頑固な様子を指す慣用句です。物理的に動かせない状況だけでなく、人の意志の強さや頑迷さを強調する際にも用いられます。非常に強い拒絶や固執のニュアンスを含んでおり、周囲がいくら働きかけても無駄であるという諦めや呆れが込められることが多い表現です。
使い分けのポイント
「梃子でも動かない」は、物理的な力ではどうにもならないほどの頑固さを比喩的に表現する言葉です。非常に強い拒絶や意志の固さを表すため、ビジネスシーンで目上の人や取引先に対して使うと、相手の頑固さを非難するニュアンスが含まれ、失礼にあたる可能性があります。ビジネスでは「慎重な姿勢を崩さない」「合意に至らない」といった、より客観的で角の立たない表現を選ぶのが賢明です。一方、日常会話では相手の頑固さを強調する際に有効ですが、相手を突き放すような響きがあるため、人間関係を悪化させないよう注意して使用してください。
「梃子でも動かない」の言い換え・類語・関連語
自分の主張を断固として変えようとしない様子。
妥協を許さず、自分の立場を固守する姿勢。
強い意志を持って相手の要求を拒むこと。
自分の意見を曲げず、意地を押し通そうとすること。
同意や承諾を頑なに拒む様子。
一度決めたことを最後まで変えない、非常に頑固な性格。
自分の考えに固執して、柔軟性を失っている状態。
一切の譲歩をせず、厳格な姿勢を貫くこと。
ある考えや物事に強くこだわり、離れようとしないこと。
他人の意見や忠告を全く受け入れようとしない様子。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
先方は今回の条件変更について、断固として譲らない姿勢を崩しません。
双方の主張が平行線をたどり、現時点では合意に至らない状況です。
先方は予算の大幅な削減に対して、非常に強硬な態度をとっています。
担当者はプロジェクトの承認について、依然として慎重な姿勢を崩しません。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
先方は今回の交渉において、一歩も譲る気配がございません。
残念ながら、先方はこちらの提案を頑として受け入れないご様子です。
先方の意向が強く、現段階では同意が得られない状況でございます。
先方は今回の申し出について、頑なに固辞されている状況です。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
いつまでも意地を張っていないで、素直に謝ったほうがいいよ。
あいつは本当に頑固すぎて、一度決めたら誰も止められないよ。
何を言っても聞く耳を持たないから、もう放っておくことにした。
そんなに意固地になっていると、誰も協力してくれなくなるよ。
例文
- 彼は自分の意見に固執しており、周囲が何を言っても一歩も引かない。
- 先方は契約条件の変更について、頑として譲らない姿勢を貫いている。
- 彼女は一度決めたら聞く耳を持たない性格なので、説得するのは難しい。
- 予算案の承認について、先方は強硬な態度をとっており交渉は難航している。
反対語・対義語
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