満を持して
読み:まんをじして
「満を持して」とは
十分な準備を整え、機会が到来するのを十分に時間をかけて待ち構えること。いよいよその時が来たと判断し、満を持して行動を起こすさまを表現する際によく用いられる慣用句であり、計画の実行や勝負の舞台への登場など、ここぞという場面で使われます。
使い分けのポイント
「満を持して」は、弓の弦をしっかりと引き絞ったまま、放つべき絶好の機会をじっと待ち構えている状態を由来とする言葉です。そのため、単に時間が経過しただけでなく、そこに至るまでに十分な準備や努力を重ねてきたというニュアンスが含まれます。言い換えを行う際は、単に「急に」や「突然」といった意味合いにならないよう、準備の周到さやタイミングの良さが伝わる表現を選ぶことが重要になります。
「満を持して」の言い換え・類語・関連語
物事を行うのに最も良い条件やタイミングが整うさまを表します。
必要な心構えや手配がすべて完璧に整っていることを指します。
「満を持して」の本来の表現や変化形として扱われることがあります。
予測していたその時が実際に到来したさまを端的に表します。
動作の直前に十分な備えをしていたことを形容する言い方です。
機会を狙ってじっと様子をうかがっているさまを表します。
精神的な準備をしっかりと終えている状態を指します。
万全の体制で物事に立ち向かう姿勢を表します。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
準備を万端に整えて、来期の新商品発表会に臨む予定でございます。
機が熟したところで、新規事業の立ち上げについて発表いたします。
万全の体制でプロジェクトの最終審査に挑みましょう。
十全な準備を経て、ついに海外市場へ進出いたします。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
整えられた準備のもとで、本日の講演会を開催いたします。
好機と見て、今回の企画をご提案させていただきます。
どうぞ万全の備えをなさって、試験にお臨みくださいませ。
適切な時期を待って、弊社よりご案内を申し上げます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
いよいよ明日、ずっと練習してきた発表会の本番だね。
バッチリ準備して、今回のテストは絶対高得点を狙うんだ。
ここぞという時に、秘蔵のカードを切って逆転するよ。
満を持した状態で、ようやく新しいゲームを始めるんだ。
例文
- 長年の研究成果が実を結び、機を熟してついに新型エンジンを発表する。
- 準備万端で臨んだ試合で見事な勝利を収めることができた。
- いよいよ自分の出番が回ってきたので、深呼吸をして舞台へ上がる。
- 万全の体制で挑んだプロジェクトが無事に成功を収めた。
反対語・対義語
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