煮え切らない
読み:にえきらない
「煮え切らない」とは
態度や返事がはっきりせず、どっちつかずの状態が続いているさま。決断力や積極性に欠け、相手をやきもきさせるような様子を表す。料理の際、中途半端な熱加減で煮え切らない状態から転じた言葉であり、物事が曖昧模糊としてすっきりしない状況全般に対して用いられることが多い表現である。
使い分けのポイント
「煮え切らない」は、人柄や態度がはっきりしないもどかしさを表す際に非常に便利な言葉ですが、相手を批判するニュアンスを強く含みます。そのため、ビジネスシーンや公の場で目上の人に対してそのまま用いると、失礼な印象を与えるおそれがあります。ビジネスでは「曖昧な」「及び腰の」「歯切れの悪い」などに言い換えることで、感情的な批判を避けつつ客観的に状況を伝えることができます。また、ポジティブな決断力を称賛する文脈では「潔い」「明快な」などの対義語を意識すると表現の幅が広がります。
「煮え切らない」の言い換え・類語・関連語
態度や返事がはっきりしないさまを幅広く表す一般的な表現
言葉や態度に勢いや明快さがなく、もどかしい様子を強調する表現
物事をなかなか決められない性格や、決断力のなさに焦点を当てた表現
態度や行動が徹底しておらず、途中でぼやけているさまを表す表現
どちらの立場や意見につくか明確にせず、日和見的な態度をとるさま
意志の弱さや決断のなさから、信頼を置きにくい様子を表す表現
自信や積極性がなく、一歩引いた消極的な姿勢を表す表現
話の核心や態度のはっきりした意図が相手に伝わらないさま
輪郭がはっきりせず、実態がつかみにくいさまをやや文学的に表す
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
先方からの返答が曖昧なままであるため、次のスケジュールが確定できません。
彼は予算に関する質問に対して終始歯切れの悪い説明に終始した。
新規事業の立ち上げに対して、経営陣の反応はどこか及び腰であった。
企画書に関する彼の説明は要領を得ず、議論が停滞してしまった。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お返事が曖昧な形となっておりますので、再度確認のご連絡をいたします。
先ほどのご説明は少し歯切れの悪さが感じられましたが、いかがでしょうか。
このような重大な局面で優柔不断な姿勢を見せるのは感心いたしません。
お客様が及び腰であいまいなご様子でしたので、本日は提案を控えました。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
いつまでもどっちつかずの態度をとっていると、友達に愛想をつかされるよ。
メニューを選ぶのにいつも時間をかけるのは、君の優柔不断なところだよ。
やる気があるのかないのか、その中途半端な態度はやめてほしいな。
肝心な場面でそんなに頼りない返事をしないで、しっかりしてよ。
例文
- 彼女はプロポーズに対する自分の気持ちを明確にせず、いつまでも曖昧な態度をとり続けた。
- 肝心な交渉の場で彼が歯切れの悪い返答をしたため、契約の締結が先送りになってしまった。
- どちらのチームに参加するかを決めかねている、その優柔不断な姿勢を周囲は心配している。
- 大切な決断を迫られているというのに、いつまでも及び腰でいるのはよくない。
反対語・対義語
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