知らぬ存ぜぬ
読み:しらぬぞんぜぬ
「知らぬ存ぜぬ」とは
自分はそのことについて何も知らない、全く関知していないと言い張る態度や様子を表す言葉です。不都合な事実や責任の追及を逃れるために、白を切る姿勢を示す際によく用いられます。
使い分けのポイント
「知らぬ存ぜぬ」は、自分に非や責任があるにもかかわらず、全く関係がないかのように嘘をついたりごまかしたりする強い不信感を伴う表現です。日常会話では相手を非難するニュアンスで使われますが、ビジネスシーンでそのまま使うと非常に攻撃的で稚拙な印象を与えます。そのため、ビジネスや公的な場では「関知いたしかねる」「把握いたしておりません」などの表現に言い換えることで、感情的にならず冷静かつ角を立てずに断る姿勢を示すことができます。
「知らぬ存ぜぬ」の言い換え・類語・関連語
知っているはずなのに知らないふりをする一般的な表現
事実を知りながら隠し通す様子を強調する表現
関係がないかのように平静を装う様子
自分の責任を他に押し付けるニュアンスを含む表現
追及から逃れようとする意図を明確にする表現
周囲の状況や問題に気付かないふりをするカジュアルな表現
自分には関係がないとして一切立ち入らない態度
問題や問いかけを意図的に無視すること
不都合な事実を公にならないよう隠すこと
意図的に問題を取り合わず無視すること
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回のトラブルについて、弊社としては一切関知しない立場をとらせていただきます。
そのような責任逃れの姿勢では、取引先からの信用を失うことになりかねません。
問題の原因を部下のせいにするような責任転嫁は、管理職として許されない。
不祥事を隠蔽するような対応は、企業の社会的信用を大きく損なう。
顧客からの正当な指摘を黙殺することは、コンプライアンス上大きな問題となる。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
あいにくその件につきましては、弊社といたしましては関知いたしかねます。
捜査中の案件につき、現時点での詳細なご回答は控えさせていただきます。
申し訳ございませんが、その詳細な経緯については現時点で把握いたしておりません。
あいにく私どもでは、そのご質問に対してお答えしかねる状況でございます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
さっきの約束のことを聞いたら、あいつは急にとぼけ始めたんだ。
自分のせいで散らかしたのに、彼はすっかり知らんぷりをして帰っていった。
都合の悪い質問をされた途端に、彼は完全にスルーして話を逸らした。
証拠があるのに、彼女は最後まで何のことですかと白を切り通した。
例文
- 部下の失敗を聞いた途端、彼は急にとぼけて自分は聞いていないと言い張った。
- 証拠を見せられても白を切り続ける姿を見て、誠意が全くないと感じた。
- 都合が悪くなると知らんぷりをする癖は、周囲からの信頼を大きく落とす原因になる。
- そのような責任転嫁を繰り返していると、いつか大きな信用を失うことになります。
反対語・対義語
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