筋を通す
読み:すじをとおす
「筋を通す」とは
道理や道徳にかなった行動をとる、または人としての義理や礼儀を最後まで守り抜くことを意味する表現です。組織や社会規範を重んじ、筋道が通った正しい態度を崩さないさまを表します。
使い分けのポイント
「筋を通す」は、道徳的・論理的な正しさや人間関係の義理をまっとうするポジティブな文脈で使われます。ビジネスシーンでは、根回しや報告・連絡・相談といった手順をきちんと踏むという意味で用いられることが多く、カジュアルな場面では仁義や礼儀を欠かさない頑固な誠実さを表す際に適しています。文脈に応じて「道理」「けじめ」「礼儀」といった言葉に置き換えると、より洗練された表現になります。
「筋を通す」の言い換え・類語・関連語
物事の正しい筋道をしっかりと理解している状態を表す。
人間関係における人情や礼儀を大切に守ることを示す。
物事を論理的や順序立てて進めるさま。
物事の公私の区別や、責任の所在をはっきりとさせること。
相手に対して嘘偽りなく、真面目に向き合うこと。
自分の意見や行動が正しいことを論理的に示すこと。
どんな状況でも自分の信念や正しい道理を曲げないこと。
相手に対する敬意や礼儀作法を十分に行うこと。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
プロジェクトを進める上では、関係各所に対して筋道を通す必要がある。
彼の提案は非常に合理的であり、十分に道理にかなっていると言える。
例外的な対応をとる場合であっても、必ず正規の手続きを踏むべきだ。
今回の不祥事については、しっかりとけじめをつけて再発防止に努めたい。
方針決定にあたっては、これまでの主張と一貫性を持たせることが重要だ。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
私たちは常に道理に則って行動することを心がけております。
取引先との関係においては、何よりも礼儀を重んじるべきでございます。
ご要望にお応えするためにも、あらかじめ定められた順序を守って進めさせていただきます。
お客様からのご意見には、真摯かつ誠実に対処してまいります。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
うやむやにしないで、一度話をハッキリさせようよ。
親に対する挨拶くらい、ちゃんと筋を通しておいた方がいいよ。
ここで一度しっかりけじめをつけて、お互いにすっきりしよう。
裏工作はやめて、正々堂々と勝負しようぜ。
例文
- どんなに困難な状況であっても、彼は自分なりの筋を通し続けた。
- 上司に相談せずに行動するのは、組織の筋を通していないと言われても仕方がない。
- 円満な解決を望むなら、まずは相手に対する筋道を立てることが先決だ。
- 彼女はどんなときでも理不尽なことに屈せず、しっかりとけじめをつける人柄で信頼されている。
反対語・対義語
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