舌の根も乾かぬうちに
読み:したのねもかわかぬうちに
「舌の根も乾かぬうちに」とは
言ったことがまだ記憶に新しい、あるいは言った直後であるにもかかわらず、全く反対の行動をとったり、前言を撤回したりすることを批判的に指す慣用句です。相手の無責任さや一貫性のなさを強調する際に用いられ、強い非難や呆れを含んだ響きを持つ表現です。
使い分けのポイント
「舌の根も乾かぬうちに」は、相手の不誠実さを強く非難する表現です。そのため、目上の人や顧客に対して直接使うと非常に攻撃的で失礼な印象を与えます。ビジネスシーンでは「前言との整合性が取れていない」「一貫性に欠ける」といった客観的な表現に言い換えるのが賢明です。また、単に「言った直後」という意味ではなく、必ず「言ったことと矛盾する行動をとった」という批判的な文脈が含まれる点に注意してください。日常会話でも、親しい間柄であっても相手を激しく責めるニュアンスが強いため、使用場面には十分な配慮が必要です。
「舌の根も乾かぬうちに」の言い換え・類語・関連語
言っていることと行っていることが食い違っている状態。
相手によって言うことを変える不誠実な態度。
一度言ったことを取り消すこと。
方針などが頻繁に変わって定まらないこと。
口では立派なことを言いながら実行しないこと。
態度や言動が急激に変わる様子。
論理的につじつまが合わない行動をとること。
信念や一貫性がなく、状況に流されやすい様子。
発言した直後にそれを覆す行動をとること。
実行を伴わない空虚な発言を指す。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
先ほどの方針を前言を翻す翻すのは混乱を招きます。
言行の不一致が目立つようでは、信頼を損なうことになりかねません。
発言に一貫性を欠く対応は、取引先からの信用を失う原因となります。
方針の急転換方針を急転換されると、現場は対応に苦慮します。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
先ほどのご発言と矛盾しておりますが、真意を伺えますでしょうか。
一貫性に欠ける対応は、誠実さを疑われても致し方ありません。
前言との整合性が取れておらず、困惑しております。
言葉と行動が伴っておらず、非常に残念に思います。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
言ったそばからやるなんて、本当に節操がないね。
また口先だけか。さっき言ったことと全然違うじゃない。
舌の根も乾かぬうちに手のひら返しとは、驚きだ。
言うこととやることが違うから、誰も信用しなくなるんだよ。
例文
- 言行不一致前言を撤回するとは、あまりに無責任だ。
- さっきまで賛成していたのに、二枚舌反対に回るとは驚きだ。
- 彼は前言撤回約束を破り、周囲を呆れさせた。
- 朝令暮改態度を豹変させるような人とは、仕事ができない。
反対語・対義語
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