食い下がる
読み:くいさがる
「食い下がる」とは
相手の意見や決定に対して、容易に引き下がらずに粘り強く食らいついて反論したり、納得いくまで問い詰めたりする様子を指す言葉です。単に諦めないというだけでなく、相手の懐に飛び込んで追及するような、やや攻撃的で執拗なニュアンスが含まれます。交渉や議論の場で、自分の主張を通そうとする強い意志を示す際によく用いられる表現です。
使い分けのポイント
「食い下がる」は、相手の勢いに押されず、あるいは拒絶されてもなお、しつこく食らいついて自分の主張を通そうとする強い姿勢を表します。ビジネスシーンでは、単に「しつこい」というネガティブな印象を与えないよう、「粘り強く交渉する」「再考を促す」といった、より建設的で丁寧な表現への言い換えを推奨します。また、相手を追い詰めるような文脈で使う場合は、相手との関係性を考慮し、言葉選びに注意が必要です。単に諦めないだけでなく、相手の懐に入り込むような能動的な姿勢がこの言葉の核心です。
「食い下がる」の言い換え・類語・関連語
相手の主張や隙に強く執着して離れない様子。
相手を追い詰めて、回答や説明を強く迫る様子。
結果が出るまで根気強くその場に留まり続ける様子。
相手の領域や議論の核心に深く入り込んでいく様子。
相手の勢いを抑えつつ、対峙し続ける様子。
相手の言葉や状況に集中して、逃さないようにする様子。
意見が対立し、互いに譲らない状態。
相手の論理を崩すように、多方面から攻撃する様子。
意見をぶつけ合わせて調整しようとする様子。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
先方の回答に対し、粘り強く再考を促す必要がある。
不透明な経緯について、会議で徹底的に追及する。
条件面で妥協せず、相手にさらなる譲歩を求める。
納得できるまで、この点について議論を深めたい。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
先方の意向に対して、丁寧ながらも食い下がりました。
チャンスを逃すまいと、必死に食らいついております。
条件改善のため、粘り強く交渉する所存です。
相手の説明を食い入るように聞く姿勢を見せた。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつの意見に最後まで食らいついて離れなかった。
納得いくまでしつこく聞くことに決めた。
真実を話せと、本人に直接詰め寄った。
相手が折れるまで、とことん粘り倒すつもりだ。
例文
- 彼は上司の反対意見に対しても、決して諦めずに食らいついた。
- 予算の削減案について、担当者は会議の場で食い下がった。
- 真相を突き止めるために、関係者へ執拗に詰め寄った。
- 相手が納得するまで、粘り強く説得を続けた。
反対語・対義語
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