おこがましい
読み:おこがましい
「おこがましい」とは
身の程をわきまえず、出過ぎた真似をしている様子や、生意気で差し出がましい態度を指す言葉です。相手に対して敬意を払いつつ、自分の立場を謙遜して述べる際や、他人の無礼な振る舞いを批判する際に用いられます。古風で重みのある表現であり、現代では主に目上の人に対する発言や、自身の謙虚な姿勢を示す文脈で頻繁に使用されます。
使い分けのポイント
「おこがましい」は、自分自身をへりくだる際(謙遜)と、他人の態度を非難する際の両方で使われます。ビジネスシーンでは「僭越(せんえつ)ながら」や「差し出がましいようですが」といったクッション言葉として非常に重宝されます。一方、他人に対して使う場合は非常に強い非難や軽蔑のニュアンスを含むため、対人関係を悪化させるリスクがあります。相手に使う際は、相手の立場や文脈を十分に考慮し、単なる悪口にならないよう注意が必要です。また、現代では「生意気」や「図々しい」よりも、より硬くフォーマルな響きを持つため、公的な場面や目上の人への対応に適しています。
「おこがましい」の言い換え・類語・関連語
年齢や立場に不釣り合いな態度をとる様子。
余計なことまで口出しをする様子。
分を越えて行動すること。
自分の地位を越えて勝手なことをすること。
自分の立場を理解していないこと。
遠慮がなく図々しいこと。
謙虚さがなく、高慢な態度。
自分を過大評価し、他人を見下すこと。
恥を恥とも思わない厚顔無恥な様子。
礼儀を欠いていること。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
僭越ながら、私から一言ご挨拶申し上げます。
先ほどは出過ぎた真似をしてしまい、誠に申し訳ございません。
不躾なお願いで恐縮ですが、ご検討いただけますでしょうか。
先ほどはご無礼な発言をしてしまい、深く反省しております。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
差し出がましいようですが、その件については再考の余地があるかと存じます。
出過ぎたことを申し上げ、大変失礼いたしました。
不遜な態度をとってしまい、心よりお詫び申し上げます。
僭越な申し出であることは重々承知しております。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
後輩のくせに生意気な口をきくな。
初対面でそんなことを頼むなんて図々しいよ。
あいつは身の程知らずな夢ばかり語っている。
そんなに厚かましいお願いは断るべきだ。
例文
- 僭越ながら、今回のプロジェクトのリーダーを拝命いたします。
- 新人の分際で意見を述べるのは差し出がましいことだと自覚しています。
- あのような不遜な振る舞いは、社会人として許されるものではない。
- 身の程知らずな要求を突きつけられ、担当者は困惑している。
反対語・対義語
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