二枚舌を使う
読み:にまいじたをつかう
「二枚舌を使う」とは
その時々の状況や相手に合わせて言うことを変えたり、嘘をついてだましたりすることを意味する慣用句です。自分の都合のよいように主張をコロコロと変える不誠実な態度や、信用を失うような言動に対して使われることが多く、批判的なニュアンスを含みます。
使い分けのポイント
「二枚舌を使う」は、相手や状況によって言うことを変える不誠実さや嘘を非難する際に使われる強い表現です。ビジネスシーンやフォーマルな場では、感情的な批判を避けるために「言行不一致」や「前言を翻す」「裏表がある」といった客観的な事実や行動を表す表現に言い換えると、より適切に伝わります。カジュアルな場では「調子を合わせる」「八方美人」など、人間関係の距離感や態度の軽さを表す言葉に置き換えると自然です。
「二枚舌を使う」の言い換え・類語・関連語
隠し事や嘘がバレないように前もって言うことを揃えること。
言っていることとやっていることが食い違っていること。
相手の意見や機嫌にその場しのぎで合わせること。
事実とは異なる嘘の言葉を述べること。
以前に自分が言った主張や約束を覆すこと。
誰に対してもいい顔をして調子のいい態度をとること。
人の目を欺き、本心を隠してごまかす様子。
本性を隠して、おとなしく親切そうに見せかけること。
それまでの主義や主張をがらりと変えること。
表向きの態度と言動と、内面の誠実さに大きな隔たりがあること。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
彼の今回の対応は言行不一致であり、クライアントからの信頼を大きく損ねた。
先方の担当者が急に前言を翻したため、契約書の再調整が必要になった。
重要な商談において虚偽を述べることは、企業倫理に反する重大な問題である。
経営方針の発表後にすぐ態度を変えるなど、経営陣が変節しては社員がついていけない。
あの取引先は表向きは友好的だが、裏表があるため慎重に交渉を進めるべきだ。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お客様が先ほどのご発言を翻されたため、社内で再度対応を検討しております。
これまでのご説明と実際の対応に言行不一致が見受けられ、大変困惑しております。
公式な調査において虚偽を述べるようなことは、断じてあってはなりません。
その場しのぎで皆様に調子を合わせるような態度は、信頼を損ねかねません。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつは誰にでもその場のノリで調子を合わせるから信用できない。
彼女は優しいように見えて実は裏表があるから、あまり深入りしない方がいいよ。
先輩の前だけいい子ちゃんぶって猫をかぶるのはやめなよ。
みんなにいい顔ばかりする八方美人でいると、いざという時に誰も助けてくれないよ。
例文
- 会議で言行不一致な発言を繰り返す上司に、チーム全体の不満がたまっている。
- 先ほどまで賛成していたのに急に前言を翻すなんて、信用問題に関わります。
- 彼女は誰にでもいい顔をする裏表のある性格なので、本心が全く見えない。
- その場しのぎで調子を合わせるような誠意のない態度は、すぐに相手に見抜かれます。
反対語・対義語
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