二転三転する
読み:にてんさんてんする
「二転三転する」とは
方針や意見、状況などが何度も変わって定まらない状態を指します。計画がスムーズに進まないもどかしさや、周囲が振り回されるニュアンスを伴うことが多く、ビジネスシーンや日常会話において、予定や決定事項が覆るたびに用いられる表現です。
使い分けのポイント
「二転三転する」は、決定したはずの物事が何度も覆るネガティブな状況に対して使われることが多い表現です。ビジネスでは相手の非効率な対応への不満や、計画の不安定さを伝える際に用いられますが、相手を直接非難するニュアンスを含む場合があるため、社外に向けて使用する際は「度重なる変更が生じる」や「方針の調整に時間を要している」などのクッション言葉や丁寧な表現に言い換える配慮が求められます。
「二転三転する」の言い換え・類語・関連語
元の語句の簡略形であり、同様の意味で最も広く用いられます。
状況や意見が非常に早いスピードで次々と変化していく様子を表します。
方針が変わることで、混乱してどう行動すべきか迷う状態に焦点を当てた表現です。
様々な複雑な経緯や変化を経て現在に至ることを表す、やや硬い表現です。
相手の度重なる方針変更などに振り回されて、主体性を失う状態を表します。
状況や議論がまとまらず、混乱がさらに深まっている状態を示します。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
仕様に関する変更が相次ぎ、開発スケジュールの大幅な見直しを余儀なくされた。
プロジェクトの要件定義が二転三転し、現場のメンバーに大きな負担がかかっている。
クライアントの意向が二転三転するため、見積もりの再提出が必要になった。
多くの紆余曲折を経た末に、ようやく今回の新規事業の提携が正式に合意に至った。
スケジュールが二転三転する可能性を考慮し、あらかじめ余裕を持たせた計画を立てる。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お引き合わせの段階におきまして度重なる変更が生じ、大変ご迷惑をおかけしております。
ご提示いただいた条件が二転三転し、社内での調整に時間を要しております。
現時点ではまだ具体的な方針が定まり切っておらず、正式なご案内ができかねます。
ご連絡事項が二転三転いたしましたこと深くお詫び申し上げます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつの言うことはいつもコロコロ変わるから、予定を合わせるのが面倒くさい。
今日の遊びの予定が二転三転して、結局どこに行くのか全然決まらない。
直前になって行先が変更になり、彼の気まぐれにすっかり振り回されてしまった。
話が二転三転するものだから、みんな何が本当なのか分からなくなっている。
例文
- クライアントの要望によってプロジェクトの方向性が二転三転し、関係者は対応に追われた。
- 天気予報が二転三転したため、週末のイベントの開催判断を出すのに非常に苦労した。
- 議論が二転三転した末に、ようやく全員が納得できる妥協点を見出すことができた。
- 彼の証言が何度も二転三転したため、警察は事件の真相解明に慎重にならざるを得なかった。
反対語・対義語
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