内諾を得る
読み:ないだくをえる
「内諾を得る」とは
正式な契約や決定の前に、相手から非公式に同意や承諾を取り付けることを指します。ビジネスシーンでは、根回しや事前調整の一環として行われることが多く、本番の交渉を円滑に進めるための重要なステップとなります。決定事項を確定させる前の段階で、相手の意向を確認し、合意の見込みがある状態を意味する表現です。
使い分けのポイント
「内諾を得る」は、あくまで「正式な手続きの前段階」というニュアンスが強いため、使用する場面には注意が必要です。公的な決定や契約が完了したかのように誤解されないよう、文脈に応じて「事前了解」や「根回し」といった言葉を使い分けるのが賢明です。特にビジネスの場では、相手が最終決定権を持っているのか、それとも単なる意向確認なのかを明確に区別して伝えることが、信頼関係を維持する鍵となります。また、相手に過度なプレッシャーを与えないよう、打診する際には「あくまで現時点での感触」であることを添えると、より丁寧で角が立たない表現になります。
「内諾を得る」の言い換え・類語・関連語
物事を円滑に進めるために、事前に周囲へ働きかけること。
公式な手続きの前に、あらかじめ納得してもらうこと。
相手が受け入れるかどうか、反応を探ること。
交渉の末に、双方の意見を一致させること。
権威ある人から保証や許可を得ること。
肯定的な返事をもらうこと。
相手の賛同を正式に得ること。
相手がどうしたいかという考えを尋ねること。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
会議の前に主要メンバーへの根回しを済ませておこう。
先方の担当者から、企画内容について事前了解を取り付けた。
正式な稟議の前に、関係部署と合意形成を図る必要がある。
先方の役員に、今回の提携案について意向を打診してみる。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
本日の会議に先立ち、事前のご了承をいただきたく存じます。
先方より、今回の条件についてご同意を取り付けております。
正式な発表の前に、先方にはお含みおきいただいております。
まずは先方のご意向を伺い、調整を進めてまいります。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
彼が乗り気かどうか、それとなく感触を探ってみた。
部長に先に話を通して、OKをもらっておくといいよ。
念のため、先にリーダーに話を通しておいた。
まずは軽くランチでもしながら、相手の感触を確かめよう。
例文
- 正式な契約の前に、主要な取引先から根回しを済ませておくことが重要だ。
- 役員会にかける前に、社長から事前了解を取り付けておいたほうが安心だ。
- 先方の担当者に今回のプロジェクト案を提示し、感触を確かめてみた。
- 関係各所から同意を取り付けることで、会議をスムーズに進行させる。
反対語・対義語
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