利口
読み:りこう
「利口」とは
頭の回転が速く、物事の理解力や判断力に優れている様子を指す言葉です。単に知識があるだけでなく、状況に応じて適切に行動できる賢さを評価する際に用いられます。ただし、文脈によっては「ずる賢い」「小賢しい」といった、少し皮肉や警戒心を含んだニュアンスで使われることもあるため、相手や状況に応じた使い分けが重要です。
使い分けのポイント
「利口」は、褒め言葉としてだけでなく、「小利口(こりこう)」のように、少しずる賢い、あるいは生意気だというネガティブなニュアンスで使われることもあります。目上の人に対して「利口ですね」と伝えると、相手を評価・判断するような上から目線の響きが含まれることがあるため、ビジネスシーンでは「賢明なご判断」「聡明な方」といった、より敬意の伝わる表現を選ぶのが無難です。また、単に頭が良いだけでなく、状況判断の良さを強調したい場合は「機転が利く」、効率性を重視するなら「要領が良い」など、文脈に合わせて使い分けることで、より正確に意図を伝えることができます。
「利口」の言い換え・類語・関連語
最も一般的で、知能が高いことを素直に褒める表現。
物事の道理を理解し、判断が鋭いという知的な響きを持つ言葉。
その場の状況に応じて、素早く適切な対応ができる能力。
物事のコツを掴み、効率的に処理する能力。
才能が溢れ出ていて、非常に頭の回転が速い様子。
隙がなく、自分の利益をしっかり確保できる様子。
判断や行動が道理にかなっており、適切であること。
愛想が良く、誰に対してもそつなく振る舞えること。
知恵があるが、それがかえって生意気で嫌味に感じられる様子。
ずる賢く、悪知恵が働く様子。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
彼はトラブル発生時に機転が利く対応を見せた。
撤退という賢明な判断を下した。
彼女は要領が良いので仕事を早く終わらせる。
非常に聡明な方とお見受けします。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
ご賢明なご判断かと存じます。
聡明な方でいらっしゃいますね。
如才ない振る舞いで周囲を驚かせた。
思慮深い対応に感謝いたします。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あの子は本当に賢いね。
あいつは本当に頭が切れるよな。
あの子はちゃっかりしていて得をするタイプだ。
それが一番賢いやり方だよ。
例文
- 彼は賢いな子供で、大人の顔色を伺うのが上手だ。
- そんな聡明なやり方では、かえって反感を買うかもしれない。
- 機転が利くな人は、無駄な争いを避けるものだ。
- 犬は要領が良いな動物として知られている。
反対語・対義語
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