多勢に無勢
読み:たぜいにぶぜい
「多勢に無勢」とは
圧倒的な人数差がある状況において、少数の側が太刀打ちできず不利であることを表す言葉です。単に人数が少ないだけでなく、力関係や勢力の差によって勝負が目に見えているような、絶望的あるいは非常に厳しい状況を強調する際に用いられます。歴史的な戦いやスポーツ、ビジネスの競争など、あらゆる場面で用いられる慣用句です。
使い分けのポイント
「多勢に無勢」は、単に数が少ないことだけでなく、そのために「どうしようもない」という諦めや、抗えない力の差を強調する際に使われます。ビジネスシーンでは、より客観的な表現である「圧倒的不利」や「分が悪い」に言い換えると、感情的な響きを抑えて冷静な分析として伝えることができます。また、相手の強さを強調したい場合は「歯が立たない」や「太刀打ちできない」を用いると、実力差のニュアンスがより明確になります。状況に応じて、単なる人数差を指すのか、勝敗の行方を指すのかを使い分けるのがポイントです。
「多勢に無勢」の言い換え・類語・関連語
助けがなく、たった一人で立ち向かわなければならない状態。
周囲がすべて敵で、味方が一人もいない孤立した状態。
状況的に勝利する可能性が極めて低いこと。
戦力差が大きく、状況が極めて厳しいこと。
自分の力量をわきまえず、強大な相手に立ち向かう無謀さ。
相手が強すぎて、全く対抗できないこと。
実力差が大きく、勝負にならないこと。
少人数では大人数に勝てないという道理。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
競合他社との圧倒的不利な状況を覆すには、抜本的な戦略変更が必要です。
今回の入札は、相手との戦力差が明白であり、苦戦を強いられています。
勝ち目の薄い勝負に貴重なリソースを投じるべきではないと判断しました。
市場における抗しがたい勢力に対して、独自路線で対抗する方針です。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
現状では少々分が悪い戦いになりそうです。
相手の規模を考えると、我々だけでは太刀打ちできません。
人数の面で非常に厳しい状況に置かれています。
相手の勢力があまりに大きく、対抗しがたいのが実情です。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
この人数差じゃどう考えても勝ち目なしだよ。
相手が強すぎて全く歯が立たないよ。
人数が違いすぎてボロ負けだったよ。
相手の規模が大きすぎて、勝負として話にならないね。
例文
- 競合他社との圧倒的不利な状況を理解した上で、あえて挑戦する道を選んだ。
- 周囲がすべて敵という四面楚歌の状態で、彼は最後まで諦めなかった。
- 実力差が明白な相手に対して、正面から挑むのは無謀というものだ。
- 衆寡敵せずという言葉通り、数で押されては防戦一方になってしまう。
反対語・対義語
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