「忙殺」とは
仕事や用事が次から次へと重なり、それに追われて他のことをする余裕が全くない状態を指します。単に忙しいというだけでなく、圧倒的な量のタスクに翻弄され、精神的にも肉体的にも余裕を失っている切迫した状況を表す際に用いられる表現です。
使い分けのポイント
「忙殺」は「仕事に殺される」という強いニュアンスを持つ言葉です。そのため、単に「忙しい」と言いたい場面で使うと、深刻すぎる印象や、自分の管理能力不足を強調するような響きを与えてしまうことがあります。ビジネスシーンでは「業務が立て込んでいる」「手が回らない」といった表現の方が、角を立てずに状況を伝えられるため好まれます。また、目上の人に対して「忙殺されています」と伝えると、相手に「大変そうだな」と過度な心配をかけたり、言い訳がましく聞こえたりする可能性があるため、状況に応じて「多忙を極めており」などの表現に言い換えるのが賢明です。
「忙殺」の言い換え・類語・関連語
時間や仕事に急かされている状態
非常に忙しいこと
自分の能力や時間の限界まで仕事がある状態
仕事や依頼が一度に押し寄せること
他の事にかまけて本来の目的を忘れるほど忙しいこと
非常に忙しくてめまいがするほどであること
少しの隙間時間もないほど忙しいこと
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
現在、部署全体が業務過多の状態にあります。
部長は現在、海外出張が重なり多忙を極めております。
新製品の不具合対応に追われております。
あいにく今週は新規案件を受ける余裕がございません。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
ご多忙の折、恐れ入ります。
あいにく現在、予定が立て込んでおります。
申し訳ございませんが、今は手が回らない状況です。
多忙な日々をお過ごしのことと存じます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
連休前の準備でてんてこ舞いだよ。
今ちょっとバタバタしていて後で連絡するね。
試験前で余裕ゼロの状態だよ。
仕事が多すぎて完全にパンク状態だ。
言い換え例文
- 連日のトラブル対応に追われ、本来の企画業務が全く進まない。
- 今週は会議が多忙を極めており、デスクワークの時間が取れない。
- 人手不足で現場が手一杯の状態が続いている。
- 締め切り直前の作業に目が回るような忙しさだ。
反対語・対義語
英語で言い換え
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