押し黙る
読み:おしだまる
「押し黙る」とは
それまで話していた人が急に言葉を発しなくなることや、周囲が静まり返って沈黙する様子を指す言葉です。単に静かになるだけでなく、何かを言いたくないという意志や、驚き、緊張、あるいは反発心など、心理的な背景を含んだ沈黙を強調する際に用いられます。状況に応じて、意図的な拒絶から、ただ言葉を失う状態まで幅広く表現されます。
使い分けのポイント
「押し黙る」は、単に声を出さないだけでなく、心理的な葛藤や拒絶、あるいは驚きといった感情が伴う沈黙を表現する際に適しています。ビジネスシーンでは、単なる「沈黙」よりも「言及を避ける」「回答を控える」といった表現の方が、相手に対する配慮やプロフェッショナルな距離感を示すことができます。日常会話では「黙り込む」が最も自然ですが、相手の感情を推し量る文脈では「言葉を失う」など、状況に応じた使い分けが重要です。また、場全体が静まり返る状況には「静まり返る」を用いるのが適切であり、個人の動作と集団の状態を混同しないよう注意しましょう。
「押し黙る」の言い換え・類語・関連語
最も一般的で客観的な表現。
自分から進んで口を閉ざす様子。
意識的に情報を隠す、または発言を控える。
声を出さない状態を客観的に示す。
驚きやショックで話せなくなる。
硬い表現で、沈黙を守るという意志が強い。
あえて話さないという姿勢を貫く。
頑なに話そうとしない様子。
場全体が音を立てなくなる様子。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
会議中、彼は終始沈黙を貫いた。
その件については回答を控えさせていただきます。
不祥事への言及を避ける姿勢を見せた。
関係者は真相について口を閉ざしたままだ。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
先方が沈黙されるのには理由があるはずです。
急にお黙りになったので心配しました。
あえて言葉を慎まれているご様子でした。
最後まで無言を貫かれました。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
急に不機嫌になって黙り込んだ。
怒るとすぐ黙っちゃうんだよね。
聞いても何も言わないから困る。
図星を突かれて言葉に詰まった。
例文
- 突然の質問に、彼は驚いたように押し黙った。
- 部屋の空気が張り詰め、全員が押し黙ってしまった。
- 彼女は不満があるのか、唇を噛んで押し黙っている。
- 真相を問いただすと、彼はただ無言になるばかりだった。
反対語・対義語
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