断腸の思い
読み:だんちょうのおもい
「断腸の思い」とは
はらわたがちぎれるほど、非常に辛く悲しい思いをすること。愛着のあるものや大切な人を手放さなければならない時や、苦渋の決断を迫られた際に用いられる表現です。単なる悲しみよりも、身を裂かれるような激しい苦痛や無念さが強調される、非常に重い感情を表す慣用句です。
使い分けのポイント
「断腸の思い」は、単なる悲しみではなく、自分の意思に反して何かを諦めたり、苦しい選択を強いられたりする際の「耐え難い苦痛」を表現する言葉です。ビジネスシーンでは「苦渋の決断」や「断腸の念」といった表現に置き換えると、より状況が伝わりやすくなります。日常会話では「泣く泣く」や「胸が張り裂けそう」といった言葉が自然です。いずれも非常に重い感情を伴うため、軽々しく使うと大げさな印象を与えてしまう可能性がある点に注意が必要です。文脈に応じて、悔しさが強いのか、悲しみが強いのかを見極めて使い分けるとより適切です。
「断腸の思い」の言い換え・類語・関連語
非常に悩み、苦しんだ末に出した結論。
非常に残念で、悔やんでも悔やみきれない状態。
非常に辛い思いをしているという心情そのもの。
肉体的な苦痛を感じるほど、精神的に辛いこと。
血が出るほど悲しく、悔しい思い。
悲しみや苦しみで胸が壊れそうなほど辛い。
悲しみや悔しさをこらえて、仕方なく行う様子。
どちらを選んでも辛い状況での決断。
心残りや悔しさが頂点に達していること。
非常に辛い気持ちを抱えながら行動に移すこと。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
不採算部門の閉鎖という苦渋の決断を下さざるを得ませんでした。
長年貢献いただいた社員を解雇せねばならず、断腸の念に堪えません。
コスト削減のため、今回の契約を見送るという苦渋の選択をいたしました。
最終選考で落選したことは、本人にとって無念の極みであったと推察します。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
このような事態を招いてしまい、痛恨の極みでございます。
皆様のご期待に沿えず、断腸の念でいっぱいです。
やむを得ず撤退するという苦渋の決断に至りました。
このような報告を差し上げるのは、身を切られる思いでございます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
ペットと別れるなんて、胸が張り裂けそうだよ。
お気に入りの服だったけど、サイズが合わなくて泣く泣く手放した。
親友と絶交するなんて、身を切られる思いだ。
全財産を失って、血の涙を流すほど悔しいよ。
例文
- 長年愛用した車を売却するのは、まさに苦渋の決断だった。
- 信頼していた部下の裏切りに、上司は断腸の念を抱いた。
- 泣く泣く諦めるしかなかった夢を、今でも時々思い出す。
- 大切なプロジェクトを中止せざるを得ず、身を切られる思いだ。
反対語・対義語
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