「苦渋の決断」とは
非常に苦しく、頭を悩ませた末に下す苦しい決断のこと。最善の選択肢が見つからない状況で、痛みを伴いながらも一つの道を選び取る際に用いられます。ビジネスや政治の場など、重大な判断を迫られる場面でよく使われる表現です。
使い分けのポイント
「苦渋の決断」は、単に悩んだ末の結論ではなく、選んだ先にも大きな困難や痛みが伴うことが確実であるような、ネガティブな状況下での重い決断に使われます。ビジネス文書やフォーマルなスピーチでは誠実さや責任感を伝えるためによく用いられますが、日常会話では大げさに聞こえることもあるため、相手との関係性や状況の重大さに合わせて適切な類語(「渋々」「泣く泣く」など)を選ぶとより自然に伝わります。
「苦渋の決断」の言い換え・類語・関連語
非常に辛く悲しい決断をする時の心情を強調する表現。
窮地を脱するために、痛みを伴いつつも他に手段がない中で講じる方法。
悔やみが残るような、非常に辛い結果を伴う選択。
「苦渋の決断」とほぼ同義で、選択肢に迫られた時の苦しさを表す。
決断よりも、頭で考えて結論を出したプロセスに重きを置いた表現。
本意ではないが、状況によりやむを得ず行う決断。
組織や会議などで、つらい議論の末に方針を決定すること。
多くの懸念や痛みを抱えながらも議案などを採用すること。
状況的に他の選択肢がなく、渋々行う決断。
自分自身や組織に大きな犠牲や痛みを強いる決断。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
不本意ながらの決定ではございますが、今回の提携見送りをご了承ください。
海外からの撤退は、断腸の思いでの判断となりました。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
この度のスケジュール変更は、断腸の思いによる決定でございます。
社長におかれましても、それはやむを得ざるご判断であったかと存じます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
愛車を手放すなんて、本当に泣く泣く決めたことだよ。
本当は行きたくなかったけど、渋々その誘いを受けたんだ。
ペットを手放すのは、人生で一番つらい決断だった。
言い換え例文
- 業績の低迷が続く中、新規事業からの撤退という断腸の思いを下した。
- エース社員の他社への移籍を認めるのは、会社にとって苦肉の策であった。
- 安全を最優先に考え、イベントの中止という痛恨の選択をホームページで発表した。
- 長年親しまれてきた店舗の閉店は、経営者にとってまさに苦渋の選択だった。
反対語・対義語
英語で言い換え
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