棚上げにする
読み:たなあげにする
「棚上げにする」とは
ある問題や案件について、結論を出したり実行したりすることを一時的に見合わせ、保留にすることを指す言葉です。本来は棚の上に置いておくという意味ですが、転じて、議論を中断して後回しにする際や、解決が困難な事案を一旦脇に置く際に用いられます。否定的な文脈で、問題を先送りして逃げているというニュアンスが含まれることもあります。
使い分けのポイント
「棚上げにする」は、問題の解決を避けているというネガティブな響きを持つことが多いため、ビジネスシーンでは「保留にする」「見送る」といった客観的な表現を使うのが無難です。また、「ペンディング」は社内や取引先との会話で多用されますが、相手によっては伝わりにくい場合があるため、状況に応じて「未決とする」「検討を継続する」などと使い分けるのが賢明です。文脈が「単なる先送り」なのか「戦略的な一時停止」なのかを意識して言葉を選ぶと、より正確な意図が伝わります。
「棚上げにする」の言い換え・類語・関連語
決定を先送りにする最も一般的で中立的な表現。
問題を解決せず、将来の時点へ持ち越すこと。
計画や議論を完全に停止させ、動かさない状態にすること。
実施や決定を控える、あるいは時期をずらすこと。
ビジネスの現場でよく使われる、未決状態を指すカタカナ語。
優先順位を下げ、他のことを先に行うこと。
現状を変えずにそのままにしておくこと。
議論の対象から一時的に外すこと。
次の会議や機会に判断を委ねること。
活動や検討を一時的に止めること。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
本件については、詳細なデータが揃うまで保留にすることといたします。
予算の承認が下りるまで、このプロジェクトはペンディングにしましょう。
市場環境を考慮し、今回の新規出店計画は見送る判断を下しました。
経営方針の転換に伴い、当該事業への投資は一時凍結することになりました。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
恐れ入りますが、ご回答につきましては一旦保留とさせていただきます。
誠に残念ながら、今回はご提案の採用を見送らせていただきます。
価格改定の件につきましては、現状のまま据え置くことといたしました。
結論を急がず、引き続き慎重に検討を継続する所存です。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
面倒な宿題はとりあえず後回しにして、先に遊びに行こう。
細かいことは一旦脇に置いて、まずは全体像を確認しようよ。
この話はまた今度にして、結論は来週に持ち越そう。
いつまでも先送りしていても解決しないから、今日決めちゃおう。
例文
- 重要な決定を先送りするのではなく、今ここで議論を尽くすべきだ。
- 予算の問題があるため、この企画は一旦保留にすることに決まった。
- 意見が対立したため、その議題は一旦脇に置いて他の項目から進めた。
- 市場の動向が不透明なため、今回の提携は見送るという結論に至った。
反対語・対義語
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