気色ばむ
読み:けだしばむ
「気色ばむ」とは
不満や怒りなどの感情が表面に現れ、顔の表情や態度が険しくなることを意味する表現です。心の中の苛立ちが抑えきれず、周囲に伝わってしまうような緊迫した状況や、感情的になっている様子を描写する際によく用いられます。
使い分けのポイント
「気色ばむ」は、内面の怒りや苛立ちが顔つきや態度などの外側に漏れ出ている状態を指すため、客観的な描写や文学的な表現として好まれます。現代の日常会話ではやや古風に感じられることもあるため、カジュアルな場面では「カッとする」「むっとする」、ビジネスでは「感情的になる」「不快感を示す」といった分かりやすい表現に言い換えると、より自然で意図が正確に伝わりやすくなります。使い分ける際は、相手の立場や状況の深刻さに合わせる配慮が求められます。
「気色ばむ」の言い換え・類語・関連語
感情の高ぶりがさらに強く、理性を失って取り乱すさま。
瞬間的に強い怒りや興奮が込み上げてくるカジュアルな表現。
怒りや興奮、または恥ずかしさなどで顔色が赤くなる様子。
道理に合わないことや不正に対して、激しく怒りを感じるさま。
感情が高ぶって、普段よりも大きな荒々しい声で話すこと。
気分が悪いことを態度や表情に露骨に表す穏やかな表現。
冷静さを欠いて、自身の感情のままに言動を行ってしまうこと。
不快なことを言われたりされたりして、心の中で腹を立てるさま。
怒りや興奮などで、目などが充血して険しい状態になること。
激しく怒って、今にも争い事を起こしそうなほど興奮するさま。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
会議の場で感情的になると、建設的な議論が進まなくなる恐れがあります。
先方の突然の仕様変更に対し、担当者は明らかに不快感を示した。
予算案の削減を聞かされた部長は、その場で険しい表情をした。
社内での交渉において、あえて波風を立てるような物言いは避けるべきだ。
先方の責任を追求する際、交渉担当者はやや発言のトーンを強めた。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お客様が今回のトラブルについて大変ご立腹されております。
部長はスケジュールの遅れを知り、非常に御立腹のご様子だった。
軽率な発言をして、上司の不興を買わないように注意してください。
今回の騒動により、関係者の皆様におかれましては大変お心を痛められたことと存じます。
先方は今回の対応の不備について、やや語気を強めて指摘された。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
友人の冗談に対して、ついカッとなって言い返してしまった。
彼の言い方が少し上から目線だったので、思わずむっとした。
待ち合わせに大幅に遅刻された挙句、悪びれない態度にキレそうになった。
彼女は朝から機嫌が悪く、一日中プンプンしていた。
思うように作業が進まなくて、なんだか朝からイライラする。
例文
- 会議の場で相手の意見に反論するあまり、思わず声を荒げてしまった。
- 理不尽な批判を浴びせられたが、そこは大人としてぐっとこらえ、感情的になるのを防いだ。
- その失礼な質問を聞いた瞬間、彼女の顔がみるみるうちに険しい表情に変わった。
- 彼の挑発的な態度に対して、まわりにいた同僚たちも次第にいきり立ち始めた。
反対語・対義語
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