泣き寝入り
読み:なきねいり
「泣き寝入り」とは
不当な扱いや被害を受けたにもかかわらず、泣き損になって泣く泣く諦めること。泣きながらそのまま寝入ってしまうさまから転じ、実質的な救済や補償を受けられないまま泣き寝入りせざるを得ない状況を指して用いられることが多い慣用表現である。
使い分けのポイント
「泣き寝入り」は、不当な被害や悔しい出来事に対して何の補償も受けられず、不本意ながら諦める状態を指す口語的かつ感情的な表現です。ビジネスシーンやフォーマルな場面では、単に感情的に「泣き寝入りする」と表現するよりも、「甘受する」「泣き損となる」「不本意ながら受け入れる」などの言い換えを用いることで、より客観的でプロフェッショナルな印象を与えることができます。また、状況に応じて「泣きを見る」や「泣く泣く引き下がる」などを使い分けると、文章や会話のニュアンスが自然になります。
「泣き寝入り」の言い換え・類語・関連語
被害を受けて不利益を被っただけで、何の補償も得られない悔しさを表す語
不本意な状況や不当な扱いを、やむを得ずそのまま受け入れること
不満や悔しさを抱えながらも、他に手段がなくて断念するさま
不利益をこうむったり、悲惨な目にあったりして苦しむこと
状況的に抗うことができず、不本意な決断を強いられること
納得がいかないものの、自分のなかで悔しさをこらえて我慢すること
結果的に損な役回りを引き受けたり、被害を受けたりする状況を表す
不満を抱えながらも、自分の主張や要求を取り下げること
自分の意思に反していながらも、現状をそのまま受容すること
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
これ以上追及を諦めてしまっては、今回のトラブルは完全にこちらの泣き損となる。
不当な処分をただ甘受するのではなく、法的な根拠をもとに会社へ抗議するべきだ。
契約内容を十分に確認しておかないと、後々になってこちらが大きな泣きを見る。
今回の査定結果は不本意ながら受け入れるが、改善点については明確にしてほしい。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
諸般の事情により、今回の決定を甘受せざるを得ない状況でございます。
ご希望に添えず恐縮ですが、在庫切れのため今回は泣く泣く諦めました。
大変心外ではございますが、今回の条件は不本意ながら受け入れる所存です。
誠に遺憾ではございますが、この場は泣く泣く引き下がらせていただきます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
そんな怪しい業者に任せたら、絶対に後で泣きを見るからやめときなよ。
限定のチケットが買えなかったから、今回は泣く泣く諦めるしかなかったんだ。
そのまま泣き損になるのはムカつくから、文句だけでも言ってやったほうがいい。
納得いかなかったけど、相手の勢いに押されて泣く泣く引き下がってきた。
例文
- 悪質なクレーマーの理不尽な要求に対して、これ以上被害が広がるのを避けるために会社側が泣き損になるケースが増えている。
- 納得がいかないからといって泣く泣く諦めてしまう前に、専門家に相談して正当な権利を主張することが大切である。
- 泣きを見るような事態を避けるためにも、日頃から重要な契約書の内容は隅々まで確認しておく必要がある。
- 不当な扱いを受けたからといってただ甘受するのではなく、然るべき機関に相談して泣きを見るを防ぐ対策が求められる。
反対語・対義語
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