満身創痍
読み:まんしんそうい
「満身創痍」とは
身体中が傷だらけであること。また、度重なる失敗や苦難によって、心身ともに極限まで疲れ果て、ボロボロになっている状態を比喩的に表す表現。大きなプロジェクトの完遂後や、激しい競争を勝ち抜いた後などの様子に使われます。
使い分けのポイント
「満身創痍」は、体中が傷だらけであるという身体的な意味と、困難を極めた末に心身がボロボロになっているという精神的な意味の両方に使える言葉です。ビジネスシーンや公的な場面では、より直接的に状態を表す「疲弊困憊」や「疲労困憊」に言い換えると収まりが良くなります。一方、日常会話やフランクな表現では「ボロボロ」や「傷だらけ」を使うことで、状況の切実さや大変さが聞き手により直感的に伝わります。文脈の硬さに合わせて適切な表現を選ぶことが大切です。
「満身創痍」の言い換え・類語・関連語
物理的な外傷が多くある状態を、より直接的かつ平易に表す言葉。
心身や物がひどく疲弊し、原型をとどめないほど傷ついている様子を表す口語的な表現。
気力も体力もすり減り、極度に疲れて動けなくなっている硬い表現。
心と体のエネルギーが著しく失われ、健康が損なわれている状態を指す医学的・公的な表現。
戦いなどで実際に負傷している状態、またはそれに近い苦境にある状況。
精神的あるいは物理的に細かく切り刻まれたように深く傷ついているさま。
激しい疲れによって、立っているのもやっとという状態を表す四字熟語。
使い古された雑巾のように、疲れ果てて全く気力がない状態を強調する比喩表現。
死にかけた状態、あるいはそれに近いほど激しいダメージを受けているさま。
かすかに息をしているだけで、もうろうとしている状態や非常に弱っている様子。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
長期間に及ぶ大型案件の対応により、開発チームのメンバーは疲弊困憊していた。
連日の深夜残業が続き、社員たちが疲労困憊しているため業務効率が低下している。
過重労働によって心身衰弱に陥るスタッフが出ないよう、労務管理を徹底する必要がある。
幾度もの修正依頼を乗り越えた企画書は、関係者の手でボロボロになりながらも完成した。
競合他社との激しいシェア争いで、我が社も一定のダメージを負った手負いの状態である。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
連日の出張対応により、スタッフの皆様もかなり疲労困憊されていることと存じます。
昨今の厳しい状況下において、現場の社員は疲弊困憊している状態でございます。
度重なる困難を乗り越えてきた歴史は、まさに傷だらけの歩みと言えます。
無理を重ねて心身衰弱とならないよう、十分なご休養をお取りください。
今回のトラブル対応で、システムも担当者もすっかりボロボロになってしまいました。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
今日の試合は相手が強すぎて、終わったときには部員全員ボロボロだったよ。
新しい自転車の練習をしすぎて、僕の膝はすっかり傷だらけになってしまった。
初めてのプレゼンで緊張しすぎて、終わったあとは精神的にズタズタだった。
連休中の大掃除を一日中やっていたら、夜にはボロ雑巾のようになって眠りこんだ。
やっとの思いで登山を終えたけれど、山頂に着いたときはみんな虫の息だった。
例文
- 連日の猛暑の中で引っ越し作業を終えた家族は、全員がボロボロになってソファに倒れ込んだ。
- 何度も試行錯誤を繰り返して完成したその絵画は、作者の疲労困憊した執念が感じられる傑作だ。
- 激しい衝突事故があったものの、車は大破した一方で運転手は奇跡的に軽傷ですんだ。
- 長時間のフライトと時差ぼけで、到着したときには旅慣れたはずの私たちも疲労困憊していた。
反対語・対義語
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