「濡れ手に粟の利益」とは
苦労を少しもせずに、思いがけず多大な利益を手に入れることのたとえです。水に濡れた手で粟をつかむと、たくさんの粟粒が自然と手にくっついて離れない様子から生まれた言葉であり、労力を伴わない棚ぼた式の幸運や儲け話を表現する際に用いられます。
使い分けのポイント
「濡れ手に粟の利益」は、苦労をせずに大きな利益を得ることを指す慣用句ですが、やや古風で比ゆ的な表現です。ビジネスシーンや公の場では、そのまま使うと少しくだけた印象や、場合によっては労働を軽んじるようなネガティブなニュアンスを伴うことがあります。そのため、フォーマルな場面では「多大な利益」「予期せぬ幸運」などに言い換えるのが適切です。また、うまい儲け話に対する警戒心を含めて使われることも多いため、文脈に応じた適切な言い換えを選ぶことが重要です。
「濡れ手に粟の利益」の言い換え・類語・関連語
予期せぬ幸運が舞い込むこと。
努力なしに手に入れること。
思いがけない利益を得るさまの略称。
費用や苦労がなく利益だけが残ること。
争っている間に横から利益をさらっていくこと。
意図せず良い結果を得ること。
労働せずに継続的な利益を得ること。
多大な利益を容易にあげることの俗な表現。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
予期せぬ社会的要因により、今回の新製品は思わぬ特需となりました。
新規事業の成功により、会社は莫大な利益を上げることができました。
円安の影響もあり、今期は思わぬ好業績を記録した。
新しい規制の導入により、我が社は多大な恩恵を受けることになった。
予想外の資産売却により、まとまった臨時収入が得られました。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
予期せぬ形で思いがけない利益を得ることができました。
このような予期せぬ幸運に恵まれ、大変感謝しております。
市場の変動により意図せぬ恩恵を受ける結果となりました。
初年度から幸先の良い結果を残すことができ嬉しく思います。
このような素晴らしい成果を出せたことは望外の喜びです。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
そんなに簡単に労せず得られる話なんて怪しすぎるよ。
あいつは楽して稼ぐ方法ばかり考えているから信用できない。
自分だけいい思いをしてうまい汁を吸おうなんて虫が良すぎる。
宝くじを買って一攫千金を夢見るのは誰しも同じだ。
言い換え例文
- 今回のプロジェクトの成功はまさに棚から牡丹餅のようなものだった。
- 株式市場の急変動によって、彼は労せずして得る大金を手に入れた。
- 先祖から引き継いだ土地が開発され、思わぬ特需が転がり込んできた。
- そんな楽して稼ぐようなうまい話には何か裏があるはずだ。
反対語・対義語
英語で言い換え
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