「無残」とは
物事のありさまが、目も当てられないほどひどい様子や、残酷で痛ましい状態を指す言葉です。単に見た目が悪いだけでなく、悲惨さや無慈悲な結果が伴う場面で用いられます。また、期待や努力が完全に打ち砕かれ、見る影もなくなった状態を表現する際にも使われる、感情的な重みを持つ語彙です。
使い分けのポイント
「無残」は、単に見た目が悪いだけでなく、そこに「痛ましさ」や「残酷さ」といった感情的な評価が含まれるのが特徴です。ビジネスシーンでは、状況の深刻さを伝える際に「惨状」や「壊滅的」といった客観的な表現を用いる方が適切です。一方、日常会話では「ひどい」や「ボロボロ」といった平易な言葉が好まれます。また、人に対して使う場合は「無慈悲」「冷酷」のように、その人の性質を指す言葉に置き換えることで、文脈に合わせた適切なニュアンスを伝えることができます。使い分けの際は、対象が「状況」なのか「人の心」なのかを意識することが重要です。
「無残」の言い換え・類語・関連語
状態が非常に痛ましく、見るに堪えない様子
むごたらしく、情け容赦のない性質や状態
思いやりがなく、冷酷であること
見るも無残で、痛ましい様子
慈悲の心がなく、冷たいこと
目も当てられないほど、恐ろしく痛ましい様子
慈しみの心が欠けていること
この上なく冷酷で救いがない様子
(対象語句の別表記として、状態のひどさを強調する)
見ていて心が痛むほどかわいそうな様子
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
現場の惨状を目の当たりにし、言葉を失いました。
プロジェクトは壊滅的な失敗に終わりました。
非情な通告により、多くの社員が動揺しています。
冷酷な判断が下され、交渉は決裂しました。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
無慈悲な結果となり、大変遺憾に存じます。
無情な仕打ちに、皆様も心を痛めておられることでしょう。
凄惨な光景が広がり、復旧には時間がかかりそうです。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
部屋がひどい状態になっていて驚いた。
そんなむごい仕打ちをされて黙っていられない。
長年使い込んだ靴がボロボロになった。
テストの結果が目も当てられないほど悪かった。
言い換え例文
- 事故現場の悲惨な光景が今も目に焼き付いている。
- 長年の努力が水の泡となり、プロジェクトは壊滅的な状況に陥った。
- 彼は冷酷な態度で、同僚の助けを断り続けた。
- あまりにむごい仕打ちに、周囲の人々も言葉を失った。
反対語・対義語
英語で言い換え
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