玉虫色の回答
「玉虫色の回答」とは
どのようにでも解釈できるような、曖昧ではっきりしない回答のこと。古来の色が変わる玉虫の羽のように、見る角度や立場によって肯定にも否定にも取れる表現を用い、責任や態度を明確に避ける政治的・外交的な発言などを指して使われる表現です。
使い分けのポイント
「玉虫色の回答」は、政治やビジネスの現場で、双方に配慮しつつも責任を逃れるような表現に対して批判的なニュアンスを含んで使われることが多い言葉です。そのため、類語を選ぶ際は文脈に注意が必要です。例えば、単に慎重な姿勢を丁寧に表現したい場合は「差し障りのないご回答」や「判断を保留されるご姿勢」と言い換えると角が立ちません。一方、相手の優柔不断さやごまかしを厳しく指摘したい場合には「歯切れの悪い返答」や「煮え切らない返事」を用いるのが効果的です。場面に応じた適切なトーンの言い換えを選択することが重要となります。
「玉虫色の回答」の言い換え・類語・関連語
意味がはっきりせず、どちらとも取れない様子をそのまま表す最も一般的な表現。
自信がなさそうであったり、言いたいことを濁したりしてすっきりしない様子を示す表現。
話の核心やポイントがついておらず、何を言いたいのかよく分からない状態を表す表現。
結論を急がず、どちらの立場にも偏らないように保留する姿勢を示す表現。
角が立たないように配慮し、当たり前の無難な言葉でその場をやり過ごす表現。
態度や返答がはっきりせず、優柔不断な印象を与えることを示す表現。
相手を混乱させたり、まともに答えなかったりして論点をぼかす表現。
どちらの勢力にも加担せず、公平を装いながらも判断を保留するニュアンスを含む表現。
直接的な表現を避け、あとからどうとでも言い訳ができる余地を残した表現。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お客様からの厳しいご質問に対し、そのような明確な返答を避けたご対応では信頼を損ねかねません。
重大な不具合の報告に対してお茶を濁すようなご返事をいただき、大変困惑しております。
現在の状況下において、そのように判断を保留されるご姿勢はリスクが大きいと考えます。
公式な場であるため、終始差し障りのないご回答に終始せざるを得なかった状況でございます。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
今度の飲み会に来られるか聞いたのに、なんか濁した返事しかされなかったんだよね。
彼女に告白したときの返事がどっちつかずの返答だったから、脈ありなのか分からない。
昨日のテストの結果を母親に聞かれたとき、わざとはぐらかすような言い方をして逃げ切った。
お金を貸してほしいと頼んだら、うやむやな返事のままで結局うやむやにされた。
言い換え例文
- 記者会見での大臣の曖昧な回答に対し、野党から厳しい追及の声が上がっています。
- 顧客からのクレームに対して歯切れの悪い返答を続けた結果、さらに信用を失うことになってしまった。
- 重要な契約条件の交渉において、いつまでも煮え切らない返事ではプロジェクトが前に進まない。
- 責任を追及されるのを恐れて当たり障りのない返答ばかりしていると、リーダーとしての資質を疑われる。
反対語・対義語
英語で言い換え
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