矛盾
読み:むじゅん
「矛盾」とは
二つの事柄が食い違っており、両立しない状態を指します。論理的な整合性が取れていない場合や、言動が一致していない状況で用いられます。古代中国の故事に由来し、どんな盾も突き通す矛と、どんな矛も防ぐ盾が同時に存在し得ないという逸話から、物事の辻褄が合わないことを意味する言葉として定着しました。
使い分けのポイント
「矛盾」は論理的な破綻を指摘する強い言葉です。ビジネスシーンでは、相手を直接的に非難するニュアンスが含まれることがあるため、使用には注意が必要です。単に「合っていない」と伝えたい場合は、「整合性が取れていない」「食い違いがある」といった表現を使う方が、角を立てずに状況を説明できます。また、自分自身の言動に対して使う場合は「自己撞着」という言葉が適していますが、日常会話では「言っていることがバラバラ」とする方が自然です。文脈に応じて、論理の破綻を指摘するのか、単なるズレを指摘するのかを使い分けることが重要です。
「矛盾」の言い換え・類語・関連語
システムや論理において、要素同士が噛み合っていない状態。
意見や事実が一致せず、ズレが生じていること。
話の前後関係や理屈が通っていない様子。
自分の言動や論理が、自分自身で矛盾していること。
二つの事柄が合致せず、異なっていること。
本来あるべき状態から離れてしまっていること。
二つの命題が共に正当な根拠を持ちながら、互いに矛盾すること。
筋道が通っておらず、バラバラでまとまりがないこと。
理屈に合わず、筋道が通っていないこと。
順序や状態が逆転しており、ちぐはぐなこと。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の報告書にはデータ間の不整合が見受けられます。
提案内容に論理的欠陥があり、承認を得られませんでした。
予算案と実績値の間で整合性が取れていないようです。
理想の計画と現場の運用状況に大きな乖離があります。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
双方の説明に食い違いが生じているようです。
記載内容に一部不一致がございます。
今回の主張は、以前の回答と整合性を欠いております。
担当者間で説明が一致しないため確認させてください。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
さっきと言ってることが話が違うよ。
言動がちぐはぐで何を考えているのか分からない。
言い訳の辻褄が合わなくなってきたね。
言うこととやることがあべこべだよ。
例文
- 彼の発言には重大な不整合が含まれている。
- 理想と現実の食い違いに苦しむ。
- 証言の辻褄が合わないを指摘する。
- この理論には論理的な自己撞着がある。
反対語・対義語
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