立て板に水
読み:たていたにみず
「立て板に水」とは
立て板に水を流すように、滞ることなくよどみなく話す様子を指す慣用句です。弁が立つことや、説得力を持って流暢に意見を述べる状況を肯定的に評価する際に用いられます。単に速いだけでなく、内容が整然としていて聞き取りやすいというニュアンスが含まれることが多く、プレゼンテーションや議論の場での高いコミュニケーション能力を称賛する表現として定着しています。
使い分けのポイント
「立て板に水」は、話す内容が整然としていて、かつ流れるようにスムーズであることを褒める表現です。ビジネスシーンでは「流暢」や「よどみない」といった言葉に置き換えると、より客観的で洗練された印象を与えます。一方、日常会話では「ペラペラ」や「ハキハキ」といった表現が好まれます。注意点として、単に「速く話すこと」を指すわけではないため、早口で聞き取りにくい場合には使用を控え、相手の論理的な構成力を評価する文脈で使うのが適切です。また、多弁すぎることを皮肉る文脈で使われることもあるため、相手との関係性や場の空気を考慮して使い分ける必要があります。
「立て板に水」の言い換え・類語・関連語
言葉が滑らかに出てくる様子を指す一般的な表現。
詰まることなく、滑らかに続く様子。
話術に優れ、説得力があることを強調する。
発音がはっきりしていて聞き取りやすいこと。
言葉数が多いこと。やや多弁すぎるという含みを持つこともある。
説得力があり、力強く話すこと。
その場に応じて即座に適切な対応ができること。
話が面白く、リズムが良いこと。
途切れることなくスムーズであること。
明るくハキハキと話す様子。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
彼の流暢な説明のおかげで、クライアントの理解が深まりました。
新入社員とは思えないほど、よどみないプレゼンでした。
社長の雄弁な語り口に、会場全体が引き込まれていきました。
彼女の回答は論理的かつ明快で、非常に説得力がありました。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
大変滑らかな話し方で、安心感を与える方ですね。
急な質問にも淀みのない応答をされていて感銘を受けました。
整然とした説明のおかげで、複雑な案件も理解できました。
先生の明晰な語りに、学生たちは聞き入っていました。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつ、英語がペラペラで本当にすごいよ。
面接ではハキハキと答えるようにしたほうがいいよ。
久しぶりに会った友人のマシンガントークが止まらない。
緊張しているはずなのに、あんなに口が回るなんて驚きだ。
例文
- 彼女は流暢な英語で、海外の取引先と交渉を進めた。
- 彼のよどみない語り口は、聴衆を魅了する力がある。
- 会議で弁が立つ同僚が、議論の主導権を握った。
- そのアナウンサーは、どんなニュースも滑舌良く伝えるプロだ。
反対語・対義語
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