臭いものに蓋をする
読み:くさいものにふたをする
「臭いものに蓋をする」とは
不都合な真実や問題、醜聞などが表面化しないよう、一時しのぎに隠蔽したりその場を取り繕ったりすること。根本的な解決を先送りにして、見ないふりをするさまを表します。
使い分けのポイント
「臭いものに蓋をする」は、単に隠すだけでなく「一時しのぎ」「根本的解決の回避」というニュアンスを含みます。ビジネスシーンでは「隠蔽」「先送り」「棚上げ」「事実の公表回避」といった言葉に言い換えると、客観的かつフォーマルに批判や状況を伝えることができます。カジュアルな場では「見て見ぬふり」「スルー」「なかったことにする」などが直感的に伝わりやすくなります。使い分けの際は、単なる秘密工作か、問題放置かという文脈の違いに注意してください。
「臭いものに蓋をする」の言い換え・類語・関連語
不都合な事実を公にしないように、意図的に隠すこと。
知られたくない事情などを包み隠さずにはっきりとさせないこと。
証拠や事実などをすっかり消し去ること。
問題や不正などを知りながら、あえて見過ごすこと。
現実に起きている不都合な状況を意図的に無視すること。
問題の決着をつけず、はっきりしないまま曖昧に済ませること。
当面の面倒な問題を後の時期に引き延ばすこと。
人目を忍んで物や事実を隠し持つこと。
本当のことを言わず、その場しのぎの手段で取り繕うこと。
問題や意見などに正面から向き合わず、無視してやり過ごすこと。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
トラブルの根本原因を放置し、問題を棚上げして業務を継続する。
不祥事が発覚した際、これ以上世間に知られないよう事態を隠蔽した。
根本的な対策が必要な件であるが、会議では結論を先送りした。
不祥事への批判が収まるのを待ち、時間をかけて風化させる作戦に出る。
責任の所在をはっきりさせず、議論を曖昧にして終了させた。
社内で起きた小さなトラブルを上層部の権限でもみ消す。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
今回の件については、一時的に問題の解決を先延ばしにする方針です。
透明性を欠いた対応によって、不都合な事実を覆い隠してはならない。
重大なミスが発生しているにもかかわらず、これを見過ごすわけにはいかない。
具体的な回答を避けてその場しのぎの言葉でお茶を濁す。
組織全体として、不祥事に対してあいまいな対応に終始している。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
面倒な仕事が回ってきても、みんな見て見ぬふりをしている。
失敗したデータについて、上司からなかったことにするよう言われた。
不都合な指摘をすべてスルーして自分の意見を押し通す。
テストの悪い点数を親に見つからないようにうまくごまかす。
責任を取るべき場面からうまく逃げて関わらないようにする。
例文
- 不祥事が起きるたびに隠蔽するような対応をとっていては、社会からの信頼を失う。
- 根本的な原因を究明せず、ただ隠し立てするだけでは再発を防ぐことはできない。
- 一時的な批判を避けるために隠滅する姿勢は、長期的には会社に大きな損害をもたらす。
- 面倒な議論から逃げるように目をつぶるのではなく、全員で向き合って解決しよう。
反対語・対義語
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