虫酸が走る
読み:むしずがはる
「虫酸が走る」とは
不快なことや嫌悪感を催す人に出くわしたときなどに、あまりの気味の悪さや憎たらしさから、胃酸が口の中にこみ上げてくるような生理的な嫌悪感を覚える様子を表す慣用句です。単なる一時的な不満や怒りにとどまらず、身体的な拒絶反応を伴うほどの強い不快感を示す際によく用いられます。
使い分けのポイント
「虫酸が走る」は、単に「嫌い」という感情を超えて、胃酸が逆流するような身体的な不快感や生理的な嫌悪感を伴う強い表現です。そのため、日常会話やビジネスシーンにおいて、相手や状況を直接非難する際に多用すると、過激で攻撃的な印象を与えかねません。ビジネスや公の場では、「強い嫌悪感を抱く」「不快感を催す」「容認しがたい」などの表現に言い換えることで、感情的になりすぎず、客観的かつ適切に不快な意思を伝えることができます。
「虫酸が走る」の言い換え・類語・関連語
生理的な嫌悪感が極まって、実際に気分が悪くなるさまを表す表現。
相手や物事に対して強い軽蔑と不快感を込めて吐き捨てるように使う表現。
対象に対して強い不快感や不満を客観的かつ感情的に持つことを表す表現。
不愉快な言動や出来事に直面し、精神的な不快感や不満を覚える表現。
何となく不気味で、生理的あるいは心理的に受け付けない様子を表す言葉。
相手の態度や言動が原因で、腹立たしく不快な気持ちにさせられる表現。
相手の考え方や行動に対して、生理的・理性的に受け入れがたいと感じる様子。
不吉なものや汚らわしいものとして、極度に嫌って避けようとする様子。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
取引先のコンプライアンスに反する不正な提案に対して、社内全体で強い嫌悪感を抱いた。
面接での彼の横柄な態度を聞き、同席した役員一同が激しい不快感を催した。
今回の不正隠蔽に関する説明は、社会通念上としても到底受け入れがたいものである。
同僚の陰湿な不正行為を知り、組織の一員として背筋が寒くなる思いがした。
相手企業の度重なる不誠実な対応について、当社としては非常に遺憾に思っている。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お客様に対して失礼な発言をするスタッフの態度に、強い不快感を催しました。
今回の説明会における担当者の対応は、誠に不愉快に感じざるを得ません。
彼の高圧的な交渉スタイルに対して、先方は明らかな拒絶反応を示されました。
今回の不祥事における責任逃れの姿勢は、社会的に容認しがたいものでございます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつの自分勝手な言い訳を聞いているだけで、本当に吐き気がするよ。
人の不幸を笑うような彼の性格には、正直言って反吐が出るほど嫌気が差す。
ネットで見かけた悪質な誹謗中傷のコメントを読んでいて胸が悪くなった。
先輩の理不尽な押し付けに対して、誰もが心の中で強い反発を覚えていた。
例文
- 彼の不誠実な言い訳を聞かされていると、だんだん吐き気がしてくるほど腹が立つ。
- 困っている人を嘲笑うかのようなその態度には、誰しも強い嫌悪感を抱くだろう。
- あんなにプライドが高くて自分勝手な人間とは、同じ空間にいるだけで胸が悪くなる。
- 彼女の陰湿な嫌がらせの手口を知ったとき、私は背筋が寒くなるような不快感を覚えた。
反対語・対義語
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