論理的整合性を欠く
読み:ろんりてきせいごうせいをかく
「論理的整合性を欠く」とは
主張や話の筋道に矛盾が生じており、全体として正しくつながっていない状態を指します。前後の文脈や事実関係が噛み合っておらず、説得力に欠ける際に用いられる表現です。
使い分けのポイント
「論理的整合性を欠く」は、相手の意見や文章の論理的な破綻を批判・指摘する際に用いられる、やや硬くフォーマルな表現です。ビジネスシーンや公的な文書では正確で知的な印象を与えますが、日常会話やカジュアルな場では「話が矛盾している」「辻褄が合わない」と言い換えることで、相手に威圧感を与えず柔らかく真意を伝えることができます。文脈の深刻度に応じて適切なトーンを選択することが大切です。
「論理的整合性を欠く」の言い換え・類語・関連語
二つの物事が食い違っており、両立しない状態を示す最も一般的な言い換えです。
話の展開や理由づけが道理に合っていない様子を表します。
はじめと終わりで意見や方針が変わり、一貫性がないことを示します。
相手の主張や説明が一般的な道理から外れている非難のニュアンスを含みます。
物事の前後関係や帳尻がうまく合致せず、不自然になっているさまです。
構造や計画、理論などが崩れてしまい、成り立たなくなっている状態です。
全体の間で話やデータが調和しておらず、食い違いがあることを示します。
客観的な道理や合理的な根拠に基づいていないことを表します。
主張を裏付けるデータや理由が不十分で、説得力に欠ける状態です。
道理や合理主義に反しており、納得し難い性質を指します。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
ご提示いただいた企画書は、前半と後半の論理展開に矛盾があります。
先ほどのご説明と今回の資料の間で、整合性が取れていません。
その主張では、前提から結論に至る客観的な筋道が通っておりません。
予算配分の理由について、首尾一貫したご説明をお願いいたします。
提示されたデータと導き出された結論が大きく乖離しています。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
大変恐縮ですが、今回のお話の進め方に少々矛盾が見受けられます。
いただいたご意見について、一部筋が通っていないようでございます。
資料の前後の内容において、一部食い違いが生じております。
その仮説の立て方ですと、少し整合性を欠くかと存じます。
その結論に至るまでの過程に、客観的な妥当性の面で疑問がございます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
さっきと言っていることが違って、話の辻褄が合わないよ。
そんな言い訳じゃ、どう考えても理屈が通らないよ。
最初と話が変わっていて、言ってることが完全に矛盾してる。
さっきの話と今の話が、全然つながってないじゃん。
その説明の仕方は、どう見ても無理があるよ。
例文
- 彼が提出した企画書は、データと結論の間に矛盾している部分があったため、再提出を命じられた。
- 証言のあちこちに筋が通らない箇所があり、裁判官から厳しい追及を受けることになった。
- 経営方針の発表会において、現状の業績と来期の目標値の間に首尾一貫しない説明があり、株主から質問が相次いだ。
- 感情に任せて話を進めたせいで、彼女の主張には全体を通して理屈が通じない嫌いがあった。
反対語・対義語
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