「鈍重」とは
動作や反応がにぶく、重苦しい様子を指す言葉です。物理的な動きが遅いことだけでなく、頭の回転や判断が遅いといった精神的・能力的な側面に対しても用いられます。どちらかといえば否定的で、洗練されていない、あるいは効率が悪いというニュアンスを含んで使われることが多い表現です。
使い分けのポイント
「鈍重」は、動きが遅いだけでなく、そこに「重苦しさ」や「洗練されていない」というネガティブな評価が含まれる言葉です。そのため、ビジネスシーンで相手や組織に対して使うと、批判的な響きが強くなります。客観的に速度が遅いことを伝えたい場合は「緩慢」や「対応が遅れている」といった表現を選び、相手の能力を否定するようなニュアンスを避けるのが賢明です。日常会話では「のろい」や「トロい」が使われますが、これらも相手を馬鹿にするニュアンスを含むため、使用場面には十分な配慮が必要です。
「鈍重」の言い換え・類語・関連語
動きや進行がのろく、締まりがない様子
動作が遅く、要領を得ない様子を指すやや侮蔑的な表現
反応や感覚が鋭くないこと
動きに軽快さがなく、見ていて疲れるような様子
物事の進み方が遅く、じれったい様子
単純に速度が遅いこと
活動の勢いがなく、動きが鈍いこと
洗練されておらず、動きや雰囲気が野暮ったい様子
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
現在の業務プロセスは非効率であり、改善が必要です。
先方への回答が大幅に遅延している状況です。
市場の変化に対して機敏さに欠ける組織体制が課題です。
プロジェクトの進捗が完全に停滞しています。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
対応が緩慢なため、お客様からお叱りを受けています。
慎重すぎる判断が、かえって機会損失を招いています。
全体的に動きが鈍いので、もう少しスピードを上げましょう。
計画と比べて進捗が芳しくない状況です。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
最近、動きがもっさりした感じがするね。
いつまでぐずぐずしているの?
そんなトロいことをしていたら置いていくよ。
言い換え例文
- 彼の緩慢な仕事ぶりを見ていると、どうしてもじれったく感じてしまう。
- 市場の変化に対してのろい対応しかできない企業は、淘汰される運命にある。
- 重苦しい空気の中、会議は一向に進まなかった。
- まどろっこしい説明を省いて、結論から話してください。
反対語・対義語
英語で言い換え
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