「間髪を入れず」とは
物事の間に少しの時間も置かない様子。非常に素早く、即座に行動や反応が起こるさまを指す慣用句です。文脈により、反射的な反応や、間を置かずに連続して起こる事象を強調する際に用いられます。なお、本来は「間髪を容れず」と書くのが正しいとされますが、現代では「入れず」という表記も広く定着しています。
使い分けのポイント
「間髪を入れず」は、非常に短い時間的間隔を強調する表現です。本来は「髪の毛一本分も入る隙間がない」という意味から「間髪を容れず」と書くのが正当ですが、現在は「入れず」という表記も一般的です。ビジネスシーンでは「迅速に」「直ちに」といった表現の方が、より客観的で丁寧な印象を与えます。一方、日常会話や物語の描写では「すかさず」や「すぐさま」を使うと、動作の素早さや勢いがより鮮明に伝わります。文脈に合わせて、硬い表現と柔らかい表現を使い分けるのが適切です。
「間髪を入れず」の言い換え・類語・関連語
時間をおかずすぐに行うさま
機会を逃さず素早く対応するさま
その場ですぐに行うこと
間をおかずに次々と行うさま
時間的な空白がない様子
迷わずすぐに決断するさま
今の瞬間にすぐ行うさま
本来の表記に基づく正確な表現
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
ご指摘いただいた件につきましては、迅速に対応させていただきます。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お手続きを速やかに行っていただけますと幸いです。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
通知が来たので、すぐさまスマホを確認した。
質問が終わるか終わらないかのうちに、間髪入れず答えが返ってきた。
お腹が空いたので、即効でカップ麺を作った。
言い換え例文
- 相手の質問が終わるか終わらないかのうちに、すかさず回答した。
- 彼は即座に状況を判断し、適切な指示を出した。
- 矢継ぎ早に繰り出される質問に、たじろぐ暇もなかった。
- 直ちに現場へ向かうよう指示が下された。
反対語・対義語
英語で言い換え
迷いや躊躇が全くない様子を強調する、非常に一般的な表現です。
He accepted the job offer without a moment's hesitation.
彼は間髪を入れずその仕事のオファーを受け入れた。
瞬きするほどの非常に短い時間で、事態が急激に変化する様子を表します。
The situation changed in the blink of an eye.
状況は間髪を入れず一変した。
時間的な遅延が全くないことを示す、最も簡潔で直接的な副詞です。
She realized her mistake instantly.
彼女は間髪を入れず自分の間違いに気づいた。
リズムや流れを乱すことなく、即座に次の行動へ移る様子を表す慣用句です。
He answered the difficult question without missing a beat.
彼は間髪を入れずその難問に回答した。
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