難物
読み:なんぶつ
「難物」とは
扱いが極めて難しい人や物事を指す言葉です。一筋縄ではいかない人物や、解決や処理に多大な労力がかかる困難な課題に対して用いられます。厄介な存在として頭を悩ませるニュアンスを含んでおり、ビジネスから日常会話まで広く使われています。
使い分けのポイント
「難物」は人にも物にも使える便利な言葉ですが、相手を評価する文脈で人に対して使うと、やや突き放したようなネガティブな響きが強くなります。そのため、ビジネスシーンや公的な場面では「懸案事項」や「困難な課題」といった言葉に言い換えると、客観的で角の立たない表現になります。物に対して使う場合は「厄介な代物」などと言い換えることで、直面している手間の大きさを自然に伝えることができます。
「難物」の言い換え・類語・関連語
人に対して用いられ、存在や対応が面倒であるというニュアンスが強い表現。
解決や答えを出すことが非常に難しい問題や課題を指す言葉。
一筋縄ではいかない人物や、油断ならない性質を持った人を指す表現。
物事に対して使われ、保管や扱いに手間がかかるものを指す表現。
通常のやり方や単純な方法では対応できない困難さを表す言い回し。
業務や作業において手間や時間のかかる具体的なテーマを指す表現。
自分の能力や権限ではうまくコントロールできず持て余してしまう様子。
悩みの原因となり、常に気にかかる人物や問題に対して使われる表現。
長く解決せずに残っており、対応が難しいビジネス上の問題のこと。
手間や面倒が発生している具体的な出来事やトラブルを指す言葉。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
長年の懸案事項となっている今回のプロジェクトについて協議する。
この困難な課題をクリアするためには部門を越えた協力が不可欠だ。
先方の要望を聞く限り、これは一筋縄ではいかない案件になりそうだ。
クレーム対応の件で、現在対応に苦慮する案件が発生しております。
今回のトラブルは非常に慎重な対応を要する事案であるといえる。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
こちらは現在、ご対応に苦慮する案件として慎重に検討しております。
こちらの機器はお取り扱いに配慮を要するものとなっております。
当該の件は、解決に時間を要する課題として社内で共有されております。
先方との交渉においては、非常に慎重を期すべき事柄が多くございます。
お客様のお預かりしたお品物は、お扱いが難しいお品物でございます。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつは本当に厄介なやつだから、関わらない方が無難だよ。
押し入れの奥から面倒くさいものが出てきて片付けが進まない。
機嫌の悪い上司は今のところ扱いに困る存在でしかない。
最近うちの部署に配属された新人がさっそく頭痛の種になっている。
友達同士のいざこざは、一度こじれるとややこしい問題になる。
例文
- その新しい顧客は要求が厳しく、社内でも有名な厄介者として扱われていた。
- 実家の倉庫を掃除していたら、処分に困るような古い難問ばかりが出てきた。
- ベテランの職人でも手を焼くほどの曲者を、彼は見事に修復してみせた。
- 人事異動でやってきた彼は一癖も二癖もある厄介な代物で、周囲を困惑させた。
反対語・対義語
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