曲者
読み:くせもの
「曲者」とは
表面的には無害や味方のように見えながら、実は油断がならない人物や、簡単に処理できない厄介な物事を指す言葉です。一筋縄ではいかない相手や、予測不能な問題に対して警戒心や驚きを含めて使われます。
使い分けのポイント
「曲者」は、相手の能力の高さやずる賢さ、あるいは予測のつかなさに対して警戒や感心のニュアンスを含む言葉です。日常会話では親しみを込めて「やるな」という文脈で使われることもありますが、ビジネスシーンでは批判的・警戒的な印象を与えるため、「手強い相手」「慎重な対応を要する人物」など、より客観的で角の立たない表現に言い換えるのが無難です。
「曲者」の言い換え・類語・関連語
手がかかり、周囲に迷惑や面倒をかける人物を指す場合。
能力や勢力が非常に強く、簡単に勝てない相手を指す場合。
一見して実体が分かりにくく、油断ならないずるい人物を指す場合。
対応や攻略が非常に難しい相手や問題を表す場合。
個性的で一癖も二癖もある人物を指す場合。
組織やグループの中で、特に手のかかる人物を指す場合。
取り扱いが極めて難しい人や品物を指す場合。
警戒や監視が必要な人物を客観的に表す場合。
人を巧みに操る手段や、その技術を持つ人物の文脈。
行動が予測できず対応に困る人物を指す場合。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回のプロジェクトは、スケジュールと予算の面で厄介な案件となりそうだ。
あの取引先の担当者は交渉の駆け引きに長けた要注意人物だ。
新規の競合他社は、我々にとって非常に手強い相手である。
今回の法改正への対応は、一筋縄ではいかない問題が山積している。
先方の条件面での主張が厳しく、難航しそうな交渉になりそうだ。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
お客様の中には、ご対応にお気遣いが必要なお取り扱いが難しい方もいらっしゃいます。
当該のステークホルダーは、非常に慎重な対応を要する人物です。
今回のトラブルシューティングは、一筋縄ではいかない状況となっております。
本件は関係各所への調整に多大な配慮を要する案件でございます。
先方の交渉担当者は一癖あるお相手ですので、十分な準備が必要です。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつはゲームの対戦でいつも勝てない手ごわい奴だ。
あの先輩は機嫌によって態度が変わるから、本当にめんどくさい人だな。
うちの部署には、夜中に突然アイデアを出し始める変わり者がいる。
初めて会ったときは驚いたけど、付き合うとクセのある人で面白いよ。
あいつは普段おとなしいのに、勝負事になると油断ならない相手だ。
例文
- 今回のコンペで当たった企業は、事前のリサーチ通りなかなかの厄介者だった。
- 表向きは親切にしてくれたが、あの人は何か裏がありそうでどうも強敵に見える。
- この古びた機械は機嫌を取るのが難しく、まさに動かすのに苦労する食わせ者だ。
- 彼の提案は一見すると素晴らしいが、実現性を考えると実に難敵な内容だ。
反対語・対義語
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