食わせ者
読み:くわせもの
「食わせ者」とは
一見すると実直や優良に見えながら、実は油断がならない悪人や曲者である人物を指します。表面の印象と内面の本性が大きく異なることに対して使われ、個人の性格や性質を評する際によく用いられる表現です。
使い分けのポイント
「食わせ者」は、相手のずる賢さや底知れなさを戒めるニュアンスが強い表現です。そのため、ビジネスシーンやフォーマルな場では「曲者」や「食わせ者」といった言葉はやや俗っぽい印象を与えたり、攻撃的と受け取られたりするおそれがあります。公的な場面では「一筋縄ではいかない人物」「警戒を要する相手」などのように、客観的で角の立たない表現に言い換えるのが適切です。
「食わせ者」の言い換え・類語・関連語
一癖も二癖もあり、簡単には一筋縄ではいかない人物を表す最も一般的な類語です。
単純な対応や説得が通用せず、手強い相手であることを丁寧に説明する表現です。
いつ足元をすくわれるか分からず、常に警戒が必要な相手であることを示します。
本心がどこにあるのか全く見えず、正体が掴めない不気味さを伴う表現です。
表向きの態度と裏での本性や行動が大きく異なる性質を指します。
交渉や競争において非常に手強く、侮れない実力やずる賢さを持つ人に対して使われます。
知恵が回る一方で、それを自己の利益のために悪賢く使う人物を指します。
相手の真意やからくりが理解できず、翻弄されてしまうような対象を表現します。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の交渉相手は一筋縄ではいかない人物なので、十分な準備が必要です。
彼は温厚に見えて実は油断ならない人物だから、契約内容の確認は厳重に行おう。
競合他社のあのリーダーは、業界でも有名な手強い相手として知られている。
社内調整を進める上では、裏表のある人への対応に細心の注意を払うべきだ。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
先方の担当者は非常に物腰が柔らかいが、極めて侮りがたい人物であると見受けられる。
あのコンサルタントは優れた才覚を持つ一方で、対応には常に警戒を要する相手である。
今回のプロジェクトを円滑に進めるには、その人物が容易ではない人物であることを念頭に置くべきだ。
お取引先のご担当者は一筋縄ではまいらないお方ですので、ご説明の際は細部まで抜かりなく準備してください。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あいつはなかなかの曲者だから、油断してるとすぐ一杯食わされるぞ。
見た目は普通だけど、実はけっこうずる賢い奴だから気をつけたほうがいい。
ニコニコしてるけど、実はめちゃくちゃ腹黒い人だから信用しすぎないようにしよう。
新しいチームのメンバーは、みんな一癖ある人でまとめるのが大変そうだ。
例文
- 外見の物腰の柔らかさに惑わされないでほしい、彼は業界でも有名な曲者なのだから。
- 親しみやすい笑顔の裏に隠された本性を見抜くのは難しく、彼はまさに油断ならない人物といえる。
- 今回の商談相手は一筋縄ではいかない人物であり、慎重な戦略の立案が求められる。
- 表立った問題行動はないものの、周囲からは裏表のある人として密かに警戒されている。
反対語・対義語
このページの問題を報告
ページ内の言葉の誤記や問題のある表現などにお気付きの際は、こちらのボタンよりお知らせいただけますと幸いです。このページの言い換え候補・解説はAIを利用して作成されています。重要な文章では文脈に合うか確認してからご利用ください。