「あぐらをかく」とは
本来は両足を組んで座る姿勢を指すが、転じて現状に満足して努力を怠ることや、過去の成功体験に頼って慢心することを意味する慣用句。進歩を止めてしまうネガティブな文脈で用いられることが多い。
使い分けのポイント
「あぐらをかく」は、本来の座り方から転じて「努力を放棄し、現状に満足して慢心する」という否定的な意味で使われます。ビジネスシーンでは、相手の態度を批判する際に使うと非常に攻撃的で失礼な印象を与えるため、「現状に甘んじる」「慢心する」「危機感を欠く」といった、より客観的で丁寧な表現に言い換えるのが賢明です。また、自分自身について述べる場合は「慢心しないよう心がける」など、戒めの文脈で使うと前向きな姿勢を強調できます。文脈に応じて、単なる油断なのか、過去の成功体験への依存なのかを明確にすると、より的確な表現になります。
「あぐらをかく」の言い換え・類語・関連語
自分の能力や状況を過信して油断すること。
本来の動作を指しつつ、比喩的にも使われる同義語。
なすべきことをせず、やる気を失っている様子。
現状に満足して、それ以上の変化や努力を避けること。
物事を軽く見て、大したことはないと油断すること。
自分を実際以上に優れていると思い込み、得意になること。
注意を怠り、隙が生まれること。
物事が進まず、その場に留まっている状態。
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
過去の栄光に現状に甘んじることなく、常に新しい挑戦を続けるべきだ。
好調な業績に慢心に陥ることなく、次なる市場開拓に注力しましょう。
市場の変化に対して危機感を欠く姿勢は、企業にとって致命的になりかねない。
成功体験に固執して業務プロセスの改善を怠ることは避けるべきだ。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
これまでの実績に過信を戒め、謙虚な姿勢で取り組む所存です。
現状の結果に満足しすぎることは、成長の機会を奪うことになります。
成功の陰で精進を忘れることがないよう、常に自らを律しています。
順調な時ほど慢心が生じることを恐れ、初心を大切にしています。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
少しテストで点数が良かったからって、いい気になるなよ。
一度勝っただけで調子に乗るような奴にはなりたくない。
成功した途端にふんぞり返る姿を見て、周りは呆れている。
今だけ楽をすることばかり考えていると、後で痛い目を見るぞ。
言い換え例文
- 過去の成功に慢心することなく、常に新しい技術を学び続ける姿勢が大切だ。
- 現状に甘んじることなく、常に高みを目指して努力を重ねる。
- 好調な時ほど油断するなと、先代から厳しく言われてきた。
- 市場シェアを維持しているからといって、改善を怠ればすぐに追い抜かれるだろう。
反対語・対義語
英語で言い換え
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