お目こぼし
読み:おめこぼし
「お目こぼし」とは
本来であれば厳しく処罰や指摘をすべきところを、相手の事情を汲み取ったり、寛大な心を持ったりして、あえて見逃したり許したりすることを指す言葉です。単なる過失の放置ではなく、相手に対する配慮や温情が背景にある場合に使われます。現代では、少し改まった場面や、許しを請う際の謙虚な表現として用いられることが多いです。
使い分けのポイント
「お目こぼし」は、本来は「目こぼし(見落とし)」を丁寧に言った言葉ですが、現在では「相手の寛大な心によって許してもらう」というニュアンスが強まっています。ビジネスシーンで使う場合は、相手に対して「許しを請う」謙譲の姿勢を示す際に有効です。ただし、あくまで「本来は罰せられるべき過失がある」ことを前提としているため、多用すると卑屈な印象を与えたり、責任逃れのように聞こえたりするリスクがあります。公的な文書や非常に厳格な場では、「寛大なご処置」や「ご容赦」といった、より硬い表現に置き換えるのが無難です。また、相手の立場が自分より下である場合には使用を避け、対等または目上の相手に対して使うのが適切です。
「お目こぼし」の言い換え・類語・関連語
過失や違反をあえて指摘せず、そのままにしておくこと。
厳格なルールを適用せず、広い心で許す対応。
問題にせず、なかったこととして扱うこと。
事情を考慮して、刑罰や処分を軽くすること。
多少の欠点や失敗を咎めずに許すこと。
見て見ぬふりをして、あえて追及しないこと。
公的な権力によって刑罰を免除すること。
相手の状況に合わせて厳しさを抑えること。
責任を問わないこと。
思いやりのある情け深い対応。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
今回の不手際につきまして、何卒寛大なご対応を賜りますようお願い申し上げます。
本件については、今回に限り不問とさせていただきます。
先方のご配慮により、今回のミスは公にならずに済みました。
契約書に基づき、今回の損害については免責事項として扱われます。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
不慣れな点が多くご迷惑をおかけしますが、何卒ご容赦ください。
こちらの事情をお汲み取りいただき、誠にありがとうございます。
多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫びし、ご寛恕を乞う次第です。
皆様のご慈悲により、再起のチャンスをいただくことができました。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
今回だけは、どうか見逃してくれないかな。
初めての失敗だから、今回は大目に見てやってよ。
今回は一度だけ目をつぶるから、次は気をつけてね。
本当に反省しているから、今回だけは許してほしい。
例文
- 上司の寛大な処置のおかげで、今回のミスは大事に至らずに済んだ。
- 今回は特別に不問に付すので、二度と同じ過ちを繰り返さないように。
- 彼の事情を考慮して、今回は大目に見ることにした。
- 現場の担当者が情状酌量してくれたおかげで、処分は免れた。
反対語・対義語
このページの問題を報告
ページ内の言葉の誤記や問題のある表現などにお気付きの際は、こちらのボタンよりお知らせいただけますと幸いです。このページの言い換え候補・解説はAIを利用して作成されています。重要な文章では文脈に合うか確認してからご利用ください。