「ご多端の折」とは
相手が非常に忙しい時期であることを指す、手紙やメールの冒頭で用いられる定型的な挨拶表現です。相手の多忙を気遣うことで、その後の本題を切り出しやすくするクッション言葉としての役割を果たします。ビジネスシーンにおいて、目上の人や取引先に対して敬意を払いつつ、相手の状況を慮る際に用いられる非常に丁寧な表現です。
使い分けのポイント
「ご多端」は「端」という字が「物事の端々」を意味し、多忙を極めている状態を指す非常に格式高い表現です。そのため、日常的なメールや親しい間柄では「お忙しい中」や「ご多忙の折」の方が自然で柔らかい印象を与えます。また、相手が本当に忙しい時期であると確信できる場合にのみ使用するのがマナーです。あまりに頻繁に使いすぎると、相手の状況を型通りにしか見ていないという印象を与えかねないため、相手との関係性や文脈に合わせて「ご多用中」や「ご多忙のところ」と使い分けるのが賢明です。
「ご多端の折」の言い換え・類語・関連語
最も一般的で広く使われる言い換え
忙しい最中であることを強調する表現
相手の状況をより具体的に気遣う表現
日常的に使いやすい丁寧な表現
忙しい時期が続いていることを含意する
仕事が立て込んでいる様子を指す硬い表現
忙しい時期であるという状況を強調する
ちょうど忙しい時期に重なることを表す
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
言い換え例文
- ご多忙の折、お時間を割いていただき誠にありがとうございます。
- ご多忙の折とは存じますが、資料のご確認をお願い申し上げます。
- ご多忙の折、突然のご連絡にて失礼いたします。
- ご多忙の折、ご無理を申し上げ大変恐縮です。
反対語・対義語
閑散な折
お暇な折
英語で言い換え
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