「不問に付す」とは
ある事柄を問題にせず、そのままにしておくこと。または、あえて追求したり議論したりせずに、なかったこととして処理することを意味する表現です。公的な場や組織内でのトラブル処理、あるいは個人の人間関係において、過度な追及を避けて円満に解決を図る際などに用いられる、やや硬い文語的な言い回しです。
使い分けのポイント
「不問に付す」は、公的な場やビジネスシーンで「あえて問題にしない」という意思を伝える際に使われる、重みのある表現です。類語の「棚上げ」は解決の先送りを指し、「水に流す」は感情的なわだかまりを解消する際に適しています。「黙認」は知っていながら放置するというニュアンスが含まれるため、使用する文脈には注意が必要です。また、日常会話では「気にしない」「スルーする」といった表現の方が自然ですが、公式な文書や改まった報告の場では、本語句や「不問とする」を用いるのが適切です。
「不問に付す」の言い換え・類語・関連語
解決を先送りにする様子
見て見ぬふりをして許容する
過去のわだかまりを消し去る
過失などを責めないこと
見過ごしてそのままにする
はっきりさせずに曖昧にする
問題として取り上げない
厳しく罰せず許すこと
ビジネス向けの言い換えと例文
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
丁寧な言い換えと例文
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
調査の結果、今回はお咎めなしとすることになりました。
今回の処分については、一旦見送る判断をいたしました。
カジュアルな言い換えと例文
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
小さな失敗だし、今回は気にしないでおくよ。
今の発言はなかったことにするから、忘れてくれ。
あいつの嫌味はスルーするのが一番だよ。
言い換え例文
- 今回のトラブルは、双方の合意により水に流すこととなった。
- 上層部は今回の不祥事を一旦棚上げにする意向を示している。
- 彼の無礼な態度は看過できないため、厳正に対処する必要がある。
- 過去の些細な行き違いは、もう不問として先に進もう。
反対語・対義語
英語で言い換え
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