右顧右盼
読み:うこうはん
「右顧右盼」とは
あたりをきょろきょろと見回したり、周囲の様子ばかりを気にかけたりして、どう行動すべきか決まらずにためらう様子を指します。決断力がなく周囲の状況に振り回されているニュアンスを含み、物事に集中できず落ち着かない状態を表す際に用いられます。
使い分けのポイント
「右顧右盼」は日常会話やビジネスの場では非常に硬く、文学的な表現であるため、そのまま使うと相手に伝わりにくい場合があります。そのため、周囲の目を気にしてためらうニュアンスを出したいときは「右顧左眄」や「逡巡」、行動を起こせずためらう場合は「二の足を踏む」や「躊躇」といった、文脈に応じたより一般的で自然な言い換えを選ぶのが効果的です。
「右顧右盼」の言い換え・類語・関連語
右を見たり左を見たりして決断をためらう様子で、最も意味が近い表現です。
どう振る舞ってよいか分からず慌てふためく様子を表します。
決心がついてためらうことで、行動を起こせない状態をシンプルに表します。
恐れたりためらったりして、前へ出るのをやめて後ずさりする様子です。
あれこれと考えてしまい、次の行動に移れずに足踏みしている状態です。
どうしてよいか分からず、慌てふためいて落ち着かないさまを表します。
自信がなくて積極的に取り組もうとしない、後ろ向きな態度を示します。
ためらってしまい、なかなか次の行動を起こせないことの比ゆ表現です。
手探りでどうすべきかを探し求める状態を前向きに表す言葉です。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
市場の動向を気にして逡巡している間に、競合他社に先を越されてしまった。
投資回収の期間を懸念して、経営陣も新規事業への参入に二の足を踏んでいる。
トラブルを恐れるあまり、今回のプロジェクトに対して営業部が及び腰になっている。
現状の課題を解決するため、新たな業務効率化の方法を模索しているところです。
部長は重要書類の最終確認に際して、何か懸念点があるのか決断を躊躇していた。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
ご不明な点がございましたら、どうぞご遠慮なく躊躇なくお尋ねくださいませ。
お客様におかれましては、今回の仕様変更に対して少し及び腰のご様子でございます。
皆様におかれましては、予算の面で導入に二の足を踏んでいらっしゃるかと存じます。
弊社といたしましても、ご提示いただいた条件について現在深く逡巡しております。
より良いサービスをご提供できますよう、スタッフ一同で日々改善策を模索しております。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
予定外のトラブルが起きて、みんなその場でただおろおろするしかなかった。
高すぎる目標を聞かされて、みんな最初の一歩を踏み出すのを尻込みした。
初めて入ったおしゃれなカフェで、彼女は落ち着かずにキョロキョロしていた。
待ち合わせの場所が分からなくて、駅の改札の前をずっとうろうろしていたよ。
電車の急な運転見合わせで、乗客たちがホームで右往左往していた。
例文
- 周囲の意見ばかり気にして右往左往していると、大切なチャンスを逃してしまう。
- 新しい企画の提案に対して上司が二の足を踏んでいるため、まだ会議が前に進まない。
- 市場の急激な変化を目の当たりにして、多くの企業が今まさに逡巡している状態だ。
- 突然のアクシデントに直面し、現場のスタッフがただおろおろするばかりだった。
反対語・対義語
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