二の足を踏む
読み:にのあしをふむ
「二の足を踏む」とは
ある物事に対して、不安や懸念を感じて決断をためらったり、行動を起こすのを躊躇したりする様子を指す慣用句です。馬が前へ進むのを嫌がって足踏みをする姿に由来しており、慎重になりすぎて一歩が踏み出せない心理状態を表現する際によく用いられます。
使い分けのポイント
「二の足を踏む」は、単に迷っているだけでなく、恐怖心やリスクへの警戒心から「一歩が踏み出せない」というニュアンスが強い言葉です。ビジネスシーンでは、相手に対して「慎重な判断を求めている」というポジティブな意味合いで使うことも可能ですが、多用すると「決断力がない」というネガティブな印象を与えかねません。状況に応じて「慎重に検討する」といった表現と使い分けるのが賢明です。また、自分自身の行動に対して使う場合は、客観的に自分のためらいを分析しているような響きになります。
「二の足を踏む」の言い換え・類語・関連語
迷ってなかなか行動に移せない状態を指す最も一般的な表現。
決断を迷ってぐずぐずしている様子を表す、やや硬い表現。
自信がなく、消極的で逃げ腰な姿勢になっている様子。
恐れや不安から、前進することをためらって後ろへ退こうとする。
進展がなく、その場にとどまっている状態。
複数の選択肢の間で心が揺れ動き、決断できない状態。
「ためらう」の漢字表記。心理的な抵抗感がある様子。
驚きや困惑で、次の言葉が出てこない状態。
自信のなさや恐れから、積極的な姿勢を失うこと。
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
本件については慎重に検討を要する状況です。
市場の動向を見て慎重な姿勢をとるべきです。
現時点では決断を保留するのが賢明です。
計画の実行に対して懸念を抱いております。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
ご提案の内容については、少々躊躇しております。
進め方について少々迷いが生じております。
多額の投資には二の足を踏んでおります。
時期尚早ですので慎重に判断したいと考えております。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
高すぎて買うのを迷っちゃうな。
難しそうでちょっとビビってる。
いつまでもうだうだしてないで早く決めなよ。
彼はいつも新しいことには腰が重いよね。
例文
- 彼はリスクを恐れて、新しいプロジェクトへの参加に二の足を踏んでいる。
- 高額な買い物なので、購入ボタンを押すのに二の足を踏んでしまった。
- 前例のない試みだけに、誰もが及び腰になるのは無理もないことだ。
- 二の足を踏んでいる間に、好機を逃してしまった。
反対語・対義語
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