及び腰
読み:およびごし
「及び腰」とは
物事に対して不安や恐れを抱き、自信が持てないために、いざというときに一歩が踏み出せない状態や、積極的に取り組もうとしない消極的な姿勢のこと。体勢として腰が引けている様子から転じて、心理的なためらいや気後れを表す言葉として広く使われています。
使い分けのポイント
「及び腰」は、文字通り「腰が引けている」という身体的状態から転じ、恐れや自信のなさから積極的に動こうとしない消極的な態度を指します。基本的には相手や状況に対して批判的・否定的なニュアンスを伴うことが多いため、ビジネスシーンなどで使う際は「慎重な姿勢」「リスクヘッジを重視した対応」と言い換えることで、ネガティブな印象を和らげることができます。また、自身に対して用いる場合は謙遜や現状の課題を分析する文脈で自然に響きます。
「及び腰」の言い換え・類語・関連語
元の語句の形容動詞的用法をそのまま受け継いだ表現
恐れて後ろへ下がるように、気後れしてためらう様子
相手の勢いや雰囲気に圧倒されて、自信をなくしてしまうこと
自分から進んで物事を行おうとしないさま
どうすべきか迷って、なかなか行動に移せないこと
ためらってしりごみし、なかなか決心がつかないこと
恐れや自信のなさから、その場から逃げ出そうとするような姿勢を見せること
物事に対して前向きになれず、不安を前面に出してしまうこと
不安や恐れを抱えたまま、消極的に対応するさま
ビジネス向けの言い換え
仕事・メールなどで使いやすい表現です。
新しいプロジェクトの提案に対して、現場から及び腰になる声が上がっている。
競合他社の動向を気にするあまり、及び腰の姿勢が目立っている。
前例のない試みということもあり、総じて及び腰で対応している状況だ。
このような重大な局面において、経営陣の及び腰姿勢は信頼を損なう恐れがある。
難局に直面した途端に腰が引けるような態度では、クライアントに不安を与えてしまう。
丁寧な言い換え
相手への配慮を強めたい場面に向く表現です。
慎重を期すあまり、及び腰の姿勢になってしまっている点を反省しております。
皆様、前例のない試みに対して少々尻込みなさっているご様子です。
大きな投資を伴う案件ですので、及び腰になるお気持ちもよく分かります。
お客様に対して及び腰の対応をとってしまい、大変失礼いたしました。
いつまでも及び腰でいるわけにはまいりませんので、ここで決断いたします。
カジュアルな言い換え
日常会話や親しい相手に使いやすい表現です。
あんなに威勢が良かったのに、いざ自分の番になったらビビって動けない。
お化け屋敷に入る前から、すでに腰が引けてるよ。
楽しそうな企画なのに、失敗を恐れて尻込みするのはもったいない。
そんなに及び腰にならないで、まずはやってみたらどうなの?
みんな初めてのことだから及び腰になるのも無理はないけどさ。
例文
- 今回の新規事業の立ち上げにおいて、関係部署の間に尻込みする雰囲気が漂っている。
- 前例のないトラブルを前にして、どうしても二の足を踏んでしまうのは仕方のないことだ。
- 大きなリスクを伴うため、経営陣が気後れになるのも一定の理解ができる。
- いつまでも気後れしているようでは、競合他社に先を越されてしまうだろう。
反対語・対義語
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